出会い ページ1
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私は同胞から嫌われていた。
同年の子にも、大人にも、ましてや家族からも。
「あの子、気味が悪い。」
「何かが見えるんだとさ」
それは16の年を迎える今でもずっと続いている。
意味なんて無いのだろう、人は人に指を指し嘲笑い自分があたかも偉いように見せたがる。
初めのうちは泣いてばかりいた私もその人達に対してどう思われても良くなったのかもしれない。
ただ無でいた。
「お前のせいで私達まで笑われもんなんだよ。
さっさと出て行ってくれないかね」
親に手をあげられても私は泣かなかった。
けれど感情を無くした訳では無い。
いつも私には恐怖心がある。
人間ではない何かがいるから。
たしか5つになるときだった。
家族がまだ優しかった時、周りの目が温かかった時。
家族と出かけるため村の山をおり、町に行くとふと何かを見つけた。
人間ではないなにかに恐怖し、家族の後ろに隠れた覚えがある。
私はそのことを帰ってから友達や家族などに伝えた。
木の枝を使って地面に絵を描いて説明すると周りは皆笑っている。
「そうかそうか、そいつァ怖かったなA」
信じていないことがすぐにわかった。
また出かけた時も見える時が何回もあり、その都度怖くても指を指して分かってもらおうとした。
そんな私を気味悪がるまでそう時間はかからなかった。
それからと言うものの周りからは指をさされ笑われ、家族からは手をあげられるようになる。
それでもと何度もあれは危険だ、と説明する私はいつの間にか1人になっていた。
いつしか私は何かを見ても何も言わなくなった。
けれども周りからの仕打ちは変わらない。
あれから何年も経ったと言うのにこの有様だ。
また私は大きな舌打ちを打たれては何度も手をあげられる。
「幻覚だか妄想だか知らないけどやめてくれないもんかねぇ
気味が悪くて仕方が無い。何もいやしないのに」
ここ何年もそんな話していないのに、なぜ私は話を掘り返されては痣をつくられるのだろう。
家族の言葉を少しも信じようとせず何故あなたたちは
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りんご - お願い 終わらないで (2022年2月13日 18時) (レス) @page34 id: 220ab80aca (このIDを非表示/違反報告)
陽菜月 - んぐ…〜!!(宿灘様の愛しているは核ミサイル級だわー…☆) (2021年4月5日 1時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
美琴(プロフ) - え、死にそうなくらい好きです(泣)そしてとても儚い (2021年3月23日 23時) (レス) id: 8087b8e5a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 違和感なく読めて、しかもキャラの性格もあまり崩さず凄く読みやすかったです(´TωT`)更新頑張ってください!! (2021年3月20日 16時) (レス) id: 2984822c22 (このIDを非表示/違反報告)
√ - 宿儺推しとしてめっちゃくちゃすきです!更新頑張ってくださいね! (2021年3月6日 14時) (レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ。 | 作成日時:2021年2月9日 21時