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船を降りた4人は砂漠の中を暫く歩き、目の前に立ちはだかる大きな階段の悲惨な姿に目を見開く。
女性に至っては今にも失神しそうな程震えており、顔色は真っ青だ。
｢あ、あぁ･･･どうして･･･！何があったの･･･！？｣
無理も無いだろう。
立派な城壁にはたくさんの刀傷が刻まれており、更に階段には血が飛び散っている有様だ。
遂に泣き出してしまった彼女を落ち着けようとAは髪を梳くように優しく頭を撫でるが、視線は目の前の光景から離せないでいた。
｢･･･衝突しましたね。｣
｢あぁ･･･行くぞ。｣
｢え、えぇっ！？行くのか！？｣
｢多分、もう終わってる･･･。｣
女性の涙は最早止まらない程に流れ始める。
自分の言葉に更に泣き出した彼女にAは心苦しくなるが、これは彼女の為にも確認しなければとそっとその背中を押す。
一歩一歩とゆっくりと階段を上がり始めた4人だが、長い階段がやっと終わるかという所で皆が一斉に足を止めた
──ｱﾊﾊ･･･
───･･････ﾊﾊﾊﾊ
｢･･･笑い声だわ！｣
｢え、おねーさん、ちょっと･･･！｣
突然走り出した彼女に一瞬呆気に取られたA達だが、すぐに急いで追いかけ見えた光景に余計な心配等いらなかった事に気づく。
街は驚くほど傷だらけでボロボロになっているが、人々は笑顔を絶やす事なく修繕へとせっせと動いている。
鎧を着た者着ていない者等関係無く、それはきっと国王軍と反乱軍のすれ違いが解決したという事なのだろう。
思ってもみなかった事に思わず言葉を失っていたAだが、少し奥で女性が男性と抱き締めあう光景に気づく。
｢よかったな、おねーさん。｣
涙を我慢すること無く･･･
男性と一緒にこちらに向かって一生懸命なお辞儀をする彼女に、くしゃりとした笑顔を返す。
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湯葉(プロフ) - じんさん» コメントありがとうございます(o^^o)！マルコかっこいいですよね、、もっと出せるように頑張りますね！ (2016年7月30日 0時) (
レス) id: e088bbd26d (このIDを非表示/違反報告)
湯葉(プロフ) - ぽっぽーさん» こんな小説でキュンキュンして頂けて嬉しい限りです(T_T)再開のタイミング･･･さぁどうでしょう？笑楽しみに待っててください(o^^o) (2016年7月29日 22時) (レス) id: e088bbd26d (このIDを非表示/違反報告)
湯葉(プロフ) - 愛りんごさん» コメントありがとうございます！エースとの会話をどうするか今ニヤニヤと考えてます、、笑見守ってあげて下さい(o^^o) (2016年7月29日 22時) (レス) id: e088bbd26d (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽー - うおっほ//メッチャいいです…、キュンキュンし過ぎて顔えぐいって兄に言われましたｗｗデレッデレッです(笑） 夢主とエースは頂上戦争より前に再開できるんですよ、ね?… ネタバレになったらゴメンナサイ!!無視してください!! 応援してます!! (2016年7月29日 18時) (レス) id: b628f2a1bc (このIDを非表示/違反報告)
愛りんご - え、何これ。なんなのこの小説。完全に、俺得な小説じゃんwあああ！はやくエースとの会話が、楽しみだぁぁぁ！！ (2016年7月29日 12時) (レス) id: 97374d43a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯葉 | 作成日時：2016年7月13日 1時
