(⌒‐⌒) ページ27
琴葉side
『あー……びっくりした』
起きたら知らない場所で、ベッドの上で、上半身晒(脱がされてて)、男の人がいたら誰だって驚くと思う。
ていうか……バレた…かな？
僕が女だって。
『だから呼び出されたのか？』
畳まれてあった服に袖を通していく。
幸いにもこの部屋は暖かく、濡れた服は殆ど乾いていた。
……やってくれたんだろうか、彼が。
『そんなこと、今はいいか』
相手を待たせては申し訳ない。
対策をして、僕は指定の場所へと向かった。
__________
「時間とらせてゴメンね」
『いえ………それで、お話とはなんでしょうか』
「キミ、女の子でしょ」
『違いますよ。僕は男です』
問いは疑問系じゃない。
多分この人は確信してる……それでも隠し通さないと。
「体に巻いてあったの……晒でしょ？」
『いえ、以前大怪我をしてしまって………包帯ですよ。あの傷は誰にも見られたくなくて』
これで諦めてくれないかな。
傷系は引き下がる人少ないと思うし……
「包帯……ね。ボクがどうしてあのまま寝かせておいたか分かる？」
諦めて。
お願いですから！
姉さんの元に早く行きたいんです！
『さぁ？僕には理解が……「見たから」は？」
「見たよ、キミの_____」
『そうですか。どんな感じでしたか？
十さんバリにバッキバキに逞しいものでした？』
「柔らかかったよ」
『誰との記憶甦らせているんでしょうか。
生憎、僕ではありませんよ』
九条さんはとことん真顔。
僕はず〜っと笑顔。
張り付けた表情をずっと保つのは疲れる。
『なんなら……触ってでも確かめますか？』
笑みを更に深めて挑発してみる。
どっちに転ぶか分からないけど……やる価値はある。
九条さんは多分、確信を持っていなきゃ突っ掛からないタイプだと思うし…………
「じゃ、遠慮なく」
本当に遠慮なく彼は僕の胸に触れた。
「…………絶壁」
『絶壁でいいぐらいでしょう、男なんて。
絶壁じゃない方探して差し上げましょうか？』
ﾎﾟﾂﾘ。九条さんが呟いたのは女性としてはかなりクるものがある。
……正直に言っていい？
ちょっと……いやかなり傷ついた。
…………大丈夫だもん。僕だってあるはあるし。
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ベルリラR＊(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます！今からボードの方にすっ飛んで参りますね≡３≡３≡３ (2017年9月12日 22時) (
レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ベルリラR＊(プロフ) - チェリーさん» コメントありがとうございます！そういって頂けて嬉しい限りです！最近はやりすぎかなーなんて思っていたので……！ (2017年9月12日 22時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - はじめまして！いつも楽しんで読ませていただいてます。えっと、良ければ友達になりたいな、と思いまして…。 (2017年9月12日 19時) (レス) id: 03b18b1ae8 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - このお話面白くて大好きです！ これからも更新頑張ってください！ 良ければ友達になって欲しいなーなんて思ってます。 私も紡ちゃんの声が以外だと思いました！ (2017年9月12日 18時) (レス) id: 822543a223 (このIDを非表示/違反報告)
ベルリラR＊(プロフ) - あかりんさん» 出来る限り頑張ります！更新は不定期なので、不快に思いましたら申し訳ないです。 (2017年8月20日 10時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルリラR＊ | 作成日時：2017年6月19日 22時
