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Happy birthday 《2》 ページ2

ガチャリ、と扉を開けると。



雅「Aちゃん、お待たせ!」



手を振りながら、相葉ちゃんが顔を出す。



潤「ごめんね?遅くなって。
大野さん帰ってくるって言ったらあいつら、
逢いたい逢いたいって聞かなくて。」



相変わらずジェントルマンな松潤くんが
苦笑いをしながら私に言った。



翔「てか、Aちゃんいつもと雰囲気違くね?」

「そ、そうかな?」



痛いところを突かれて、一瞬で顔が赤くなる。

…やっぱり、気合いを入れすぎちゃったか。



和「ねぇみんな気づいて。
すごい殺気なんですけど、後ろの人。」



殺気を感じているのにも関わらず、
くくくっと笑っているニノが言うと。



「…なんで1番最後なの、俺。」



と1番聴きたかった愛おしい声がした。





その声にみんな笑いながらだけど、すっと通り道を作る。

その仕草には、“STORMS”の名残が染みついていた。





ようやく、逢えた彼は。

トレードマークだった金髪を黒に染め。

髪も目にかかるくらい、伸びていて。

“青龍”だった時の比じゃないくらい、
艶やかな雰囲気をまとっていた。



「…さとし、くん?」
智「ん」



不機嫌そうに眉根を寄せていた彼の顔が、
私と目があったことで柔らかくなっていくのが目に見えて分かる。

私の前に歩いてきた智くんが大きな暖かい手を私の頭に乗せて、
ゆっくりと、髪の上を滑らせた。

そして、その手で私の頰に触れて



智「Aだ。」



と言って顔を緩ませた。

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作者名:KIRA | 作成日時:2018年11月26日 18時

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