捌話 ページ10
しのぶside
『考え事?俺でよければ相談に乗るぞ?』
しのぶ「…ありがとうございます。私は、見ての通り体格に恵まれていないため鬼の首を切る事ができません。そんな剣士が柱にいていい存在なのか、たまに少し不安になるんです」
『まぁ確かに体格はお世辞にも恵まれてるとは言えねぇしな』
しのぶ「…そうですよね」
『けどさ、弱気になんなよ。俺はすっげぇしのぶのこと尊敬してるんだぞ?』
しのぶ「私を尊敬してる…?」
『おう、だってさ首は切れねぇのにそれで終わりにせずに他に鬼を殺す方法を考えたんだろ?
そしてそれを実現させたんだ。しのぶはすげぇよ。
他の皆も凄いって思ってるからこそしのぶは柱に居るんだし、何よりしのぶは強ぇよ。心も身体もすっげぇ強い!』
だから安心しろよと、真っ直ぐな目で見つめながら少し悲しそうな顔をした
『って、ちょ、え、泣いてる!?』
しのぶ「す、すみません、こんなに褒めてもらえるとはお、思ってなくて」
『も〜俺慰め方知らないよ??笑』
そう言いながらも涙を拭い抱き寄せてくれた
しばらくその状態でいて涙がやんでくるとAさんは私の頭をポンポンとして夜空を見上げた
夜空を眺めるAさんの横顔は元の顔がいいからというのもあるが月に照らされたその顔はとても凛々しくて
しのぶ「…かっこいいです」
と、呟くように小さな声で言った
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あずさ(プロフ) - ヒデさん» ほんとですか!?ありがとうございます!頑張りますね!! (2020年4月3日 19時) (レス) id: 2fcc193632 (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - 面白いです!!更新頑張ってください! (2020年4月3日 10時) (レス) id: bcb2c7d828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずさ | 作成日時:2020年3月31日 16時