伍話 ページ7
しのぶside
しのぶ「ふぅ、Aさんのおかげで久しぶりに町を満喫しました」
『もう俺ヘトヘトなんだけど…まあしのぶが楽しめたならいいよもう』
女性の買い物はやべぇわと呟いているAさんも実は結構楽しんましたけどねぇ
しのぶ「これからが本番なのですから、気を引き締めて行きましょう」
『ん、分かった。じゃあ俺は向こうから探してくるからしのぶはこっちらへん探して』
さて、Aさんから聞いた情報だと見えない鬼なのだとか、この町の人達は神隠しだと言っているそうですね
しのぶ「どうやって探しましょう?とりあえずはこの町を回るしかなさそうですねぇ」
しばらく探索しているとこの町がおかしいことに気づく。夜なのに子ども達や人が多く出歩いているのだ
これだと鬼を探すのも一苦労である
「お嬢さん、誰かお探しかい??」
しのぶ「!?あ、あなたは?」
「あ、あぁ驚かないでくれ。あたしは、ただのおばちゃんだよ。あんたが誰か探してそうだからねぇ、あたしの娘も神隠しに会ったものだから…」
しのぶ「そうだったんですか…その話詳しく聞かせて貰えますか?」
「あぁ、いいとも。娘は人のいい子でねぇ、皆からしたわれる子だったんだけどある日突然この町のどこからも姿を消したんだよ。そして神隠しにあった子達は決まって同じ場所で居なくなるんだ、娘も例外ではないよ」
しのぶ「その居なくなった場所とはどこでしょう?」
「気になるかい?それなら連れて行ってあげよう」
おばあさんと娘さんの話を延々と話しながらついて行くとだんだん人が少なくなってきて暗い道に入っていった
しのぶ「…本当にこんな所で居なくなったんですか?」
「あぁ、そうだよ。ここでみんな居なくなったんだ」
いや、違う。おばあさんの話ではみんな誰かに見られて消えたはずだ。こんな暗くて人通りが少ない場所では無いはずだ
そう気づいた時には遅く、鬼の姿となったおばあさんに襲われかけた時
『犬の呼吸 壱の型 影狼!』
黒い獣をまとったAさんが私を護るようにして鬼の首を切っていた
「ぐわああああ、貴様ああああああああぁぁぁ」
『しのぶ!怪我は!?』
しのぶ「だ、大丈夫です…」
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あずさ(プロフ) - ヒデさん» ほんとですか!?ありがとうございます!頑張りますね!! (2020年4月3日 19時) (レス) id: 2fcc193632 (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - 面白いです!!更新頑張ってください! (2020年4月3日 10時) (レス) id: bcb2c7d828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずさ | 作成日時:2020年3月31日 16時