※ただの日常です（紫）

深澤とお別れ ページ7

『……だから、今日は帰らない』


「どうして？俺なんか悪い事した？したなら謝るから！！」









『友達と遊ぶの！京都旅行！往復なんて無理！』


「やだやだやだ！今日は俺がAmezunで買ったこのナース服でお医者さんごっこする予定じゃん！」


『しないし、てか何それ買ったの聞いてない！！』


「やぁだよぉおお、彼氏より友達を取る気か！」


『当たり前でしょーが！』


「なんでさ！」






朝の7時、東京都のマンションにて痴話喧嘩勃発









『年に数回会えるかどうかなの。あんたとは毎日会えんでしょ？私の家の合鍵勝手に作ってんだから。』


「それは…公認同棲？」


『違ぇよ、それに、』









『どうせあんたとは一生離れられないんだから、たまには顔を見ない日だってあってもいいでしょ？』






「……すき、好き好き好き好き！！！だぁい好き！愛してるよぉぉぉおおおお！」


飛び付いてきたこいつに軽くげんこつをくらわし、キャリーバッグを持って玄関へ。





『じゃあ、行ってくるから。お留守番よろしくね。』


「いってきますのち、」









「い、今…」


『何固まってんの、自分から言ったんでしょ』


「…かっこいぃ」


『いってきます』









警告

浮気すんなよ、忠犬タツ公。

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