烏は猫に恋をする-守護神- (ページ8)

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8話ページ8

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三年の廊下。

一学年上がるだけでドキドキするのは何歳になっても変わらない。

ここか、清水さんの教室。

『あの、清水潔子さんいますか…？』

近くにいた先輩に聞いてみる。

居るといいんだけど…。

奥の机から清水さんが来た。

よかったぁ。

『同意書です。お願いします！』

「うん、ありがとう」

これで私も合宿に参加出来るんだ〜！

ちなみに、両親に合宿のことを話すと、好きなようにやりな〜と言って快く許してくれた。
清水さんと別れた後もルンルンと軽い足取りで自分の教室に戻る。

『田中〜！私も合宿参加するんだー！よろしくね！』

「まじか！！てか入ってくれるんだな！よかったぜー！」

田中に報告してから自分の席に行く。
荷物を下ろして寝ようかな〜と、ウトウトしている所にさくちゃんが話しかけてきた。

「で？結局入ることにしたんだ、てか入部するの早かったね」

『そー、なんかもうね、ビビッときたんだよね』

私の青春はここにある！！！って。

「ふふっA嬉しそ〜！その勘、外れなきゃいいね」

私が楽しそうなのが嬉しいのか、さくちゃんは嬉しそうに笑って言う。

彼らのバレーを見ててつまらない、なんてことは絶対にないとあの見学から確信してる。

『絶対に外れないから！期待しててよね』

にししっと笑って言うと、さくちゃんはもっと嬉しそうにしてくれた。

私って本当に恵まれてるなと改めて実感する。

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櫻井花乃

Aと同じクラス。

茶髪気味のショートヘア。

バスケ部。