烏は猫に恋をする-守護神- (ページ7)

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7話ページ7

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部活が終わり帰り支度をしていると、外はもう真っ暗になっていた。

「あ、Aちゃん、もう暗いから一緒に帰ろ」

久々にこんな真っ暗な時間に帰るなーとか考えていたら後ろからパタパタと清水さんが走ってきた。

いっ、一緒に、帰る！？！？
いいんですか。

『あ、ありがとうございます！ぜひ！』

清水さんの隣を歩きながら帰れるだなんて幸せだぁ。
田中に恨まれそ…。

「どう？今日部活を見てみた感想」

『正直、想像よりずっと面白かったです。

ほんと、凄かった…』

「じゃあ、入りたいって思ってもらえたのかな…？」

微笑んで首をコテっとしながら聞いてきた。

『は、はいぃ、入りたいです！！めっちゃ入りたいです！！』

あっ！！つい！
いや、もう気持ちは入る気満々だったからいいんだけどね！？

「そうだ、言うのが遅れちゃったんだけどね、来週から合宿があるんだ」

合宿…！！

「急だから合宿終わってから参加でも全然大丈夫だと思うけど」

『合宿、行きたいです』

どうする？と聞かれる前に即答してしまった。

合宿って凄く憧れるじゃん。
しかも四六時中みんなのバレーを見ていられるんでしょ？
そんなの絶対楽しいに決まってる。

すると、よかったと言って清水さんはカバンから何かの紙を出した。

その紙は、合宿の同意書だった。

こっ、こんなギリギリに参加ってホントに出来るもんなの！？
出来るなら全然いいんだけどね！！

『ありがとうございます！明日必ず持ってきますね！』

その後は他愛もない話をしながら帰り、別れた。

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