6話 ページ6
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練習も終盤になり、ゲームが始まった。
練習の間に選手たちの名前も教えてもらった。
だいぶ覚えたはず。
2年生は何人か知ってたし。人数も思っていたより少ないから一安心。
烏養監督がチーム分けを言い終わる。
ゲームか〜、体育のバレーしかほぼ知らないからなぁ。
既にワクワクしていると、清水さんが面白いものが見れると思うよ、と教えてくれたからもっと楽しみになった。
特に日向影山の一年二人が凄いらしい。
チーム分けは、
菅原さん、東峰さん、月島、西谷、縁下、山口
影山、日向、澤村さん、田中、成田、木下
ピーッと笛の音がなり試合スタート。
あの一年二人から見て相手側の菅原さんのサーブ。
菅原さんのサーブは前の方に落ちる。
それを前衛の澤村さんが拾う。
「ナイスレシーブ!」
どんな攻撃をするんだろう、そう思った瞬間には…。
「ナイスキー!!」
『…ぇ?』
う、え、えっ?凄い、なになに!?
バッと清水さんの方を振り向くと、清水さんはにししって顔をしてた。
いや可愛いなぁ!!!じゃなくて!
そういうことだったんだ、面白いものが見れるよって。
こんなバレーど素人の私が一瞬で凄いものなんだって理解出来るくらいのものだなんて。
面白い、面白すぎる。
あぁ凄い、こんな気持ち久しぶりだよ。
烏野、すごいなぁ。
ゲームは接戦の末に菅原さんチームの勝利に終わった。
日向はもう一回!と叫んでいたけど時間も時間だからと終了。
私ももう一回見れるなら見たかったからちょっと残念。
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作者名:ふゆ | 作成日時:2024年2月25日 2時