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3話 ページ3






『おはよー田中』


「おーおはよ」


朝一で朝練終わりであろう田中の席に向かう。


『マネージャーの話なんだけどさ』


マネージャー、と言うと田中の目がまたしても輝く。


いやごめん、まだやるかどうか決めた訳じゃないんだ。


少しの罪悪感を感じながら見学に行きたいと伝える。


「見学か、できるぜ!大地さん、あー主将に伝えとくな〜!」



HR後、一番に廊下へ飛び出す田中。

多分だけど主将さんに伝えに行ってくれたのかな。
数分後に帰ってきた田中は私の席まできてくれた。


『どうだった?』


「見学は全然OKだとよ、今日から見学するか?」

『うん、そうだね、今日から行くよ』



ありがとうと言ったタイミングでチャイムがなったので解散。

久しぶりだ、放課後になることがこんなにも待ち遠しいなんて。


———
——


最後の授業のチャイムがなる。

放課後だ!!


『田中!行こう!!』

「お、おぉおおう!」


私が思ってたよりも楽しみにしていたことに驚いたのか凄く戸惑いながらも返事をしてくれる。


バレー部ってどんななんだろ、マネージャーってどんな仕事をしているんだろ。

久々にワクワクが止まらない。


廊下を走って体育館に向かう。

田中はと言うと、流石は男子運動部、帰宅部女子の走りになんか負けず同じくらいのペースで走ってくれてる。


『はぁ、はぁ…ふぅー』


息を整え、準備が出来たら田中を見る。

田中が扉を開け、マネひとり連れてきました!!と大声で叫んだ。



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作者名:ふゆ | 作成日時:2024年2月25日 2時

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