烏は猫に恋をする-守護神- (ページ2)

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2話ページ2

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その日はとりあえず帰ることにした。

マネージャー、マネージャーかぁ。
しかも2年生から。

田中が言うには「潔子さんがマネージャーが欲しいって言ってたんだよ」らしい。

潔子さん、どなたでしょう。
まぁ素敵な方なんでしょうね。

それにしても。

『マネージャー…』

やっぱ憧れるよね〜。
やってみたいかどうか聞かれたらやってみたい。
けどこんな気持ちでやれる程甘いもんじゃないだろうし、朝の早起きはあるだろうし。

『ただいま〜』

家に帰り扉を開ける。
そこには、横になってテレビを観ながらくつろいでるお母さんの姿があった。

「あらおかえり〜早かったね」

そう？いつも通りだよ、と適当に返しながら私もテレビの前に座る。

『そういえばさ』

「んー？」

『ウチのクラスの男子バレー部の人にさ、マネージャーやらないかって誘われたんだよね』

一人で悩んでても親の了承がなきゃどうしようもないのでとりあえず話してみる。
びっくりするかな？と思って振り返って顔を見た。

『あれ、あんまり驚いてない感じ？』

「まぁやりたいならやってもいいんじゃない？最近つまらなそうな顔してるし」

えっ。

私そんなに顔に出てたかな。
顔を両手でマッサージしながら考える。

やりたいかやりたくないか…。

『見学してみるわ』

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