15 奪い合い ページ15
賢二郎 side
今1番来て欲しくない人が来たって顔してるなA
牛島さんは渡さんって思ってたけど、今では牛島さんに渡さんって考えだ
それでも俺は止めない
Aがやめて欲しそうに顔を赤くして目を潤ませている
俺の理性をほめてほしい、ここまでしていたら普通の男なら先に進むだろう
「む、いるのか?開けるぞ?」
そういうとカーテンをゆっくり開けられ
目が合った
「白布、何をしている。碁点とはそういう仲か?」
「違いますよ、牛島さん。マーキングしてるんです。牛島さんにもAは譲る気は無いです!」
だんだん牛島さんの顔が強張ってくる
試合でも見せたことのない顔だ
「あ、あの、喧嘩はやめてください、、!仲良くしましょ?ね?」
俺と牛島さんが火花を散らすように目が合っているのを、喧嘩だと思ったのか止めに入るA
牛島さんが口を開く
「碁点、お前は白布のことが好きなのか。抵抗しないのか。」
「え、えと、その、、わからないんです。私はどうすれば、、」
「選べば良い、白布か俺か。そうは言っても、俺はその気にさせなければならないがな。」
そう言った牛島さんは俺とAの手を引き、自分の胸に引き寄せた。
Aは混乱しているようだ、顔も赤い。湯気が出そうな程。
やはり、俺では駄目なのか?
そう思っていると、もう1人入ってきた。
「若利くん、賢二郎〜 なーにしてるの?んま!修羅場かナ??」ニヤニヤ
「「天童/さん」」
「やっぱり!2人とも最近様子が変だと思ったら、Aチャンだったんだネ〜!!青春だネ〜」
と1人で納得する様子
「さ、みんな戻ろうカ!朋香チャンも心配してたヨ?若利くんも賢二郎も部活行こうネ〜!」
Aが困っているのを見兼ねた天童さんは俺と牛島さんを引き剥がした
「うちのがごめんネ〜?2人とも悪気はないからサ!許してあげてネ!じゃ、Aチャンも狼には気をつけてネ??」
「おおかみ、、?」
ポカンとしているAをよそに、俺は背中を押されながら保健室を後にした
これは本気で奪わなければ
例え、牛島さんが相手だとしても
俺はスパイカーに尽くす優秀なセッターだ
でもチームから離れれば恋敵だ
170人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キキ - とても癒されました…若利くんあまりないのでめちゃくちゃうれしいです!短編集を書いて貰いたいです! (2022年3月27日 9時) (レス) @page29 id: 3f3ad01dca (このIDを非表示/違反報告)
bey(プロフ) - コメントにてリクエストなど受け付けております♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ (2021年10月2日 14時) (レス) id: f90905a334 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:bey | 作成日時:2021年9月15日 22時