100:記念すべき100話!父さんと母さんの幼少期! ページ4
俺と強虎が初めて出会ったのは、もう31年も前だ
俺が5歳の頃、親父…お前のじいちゃんの転勤で
この日の出町に引っ越したんだ
で、その新しい家のお隣さんが、金剛一家だった…って訳だ
…あぁ、金剛ってのは、強虎の旧姓だよ
初めて挨拶に行った時に会ったんだけどよ
それが、まー可愛いったらなんの!
一目惚れだったよ
色白でなぁ、顔も可愛いらしくて
水色の髪が良く似合ってた!
…まぁ、腕や足は…触れたら折れそうな位細かった
そんでさ、俺…
そん時告白しようと思ったんだよ
「えっ…えぇ!?その年で!?」
瞬「うるせぇな…いいだろ別に…」
…話戻すぞ
でも、俺その時はチキンだったからさ
直接言うのは恥ずかしかったんだ
フられでもしたらどうしよう、とかな
だから、"決闘"を申し込んだんだよ
引っ越す前は、近所じゃ有名のガキ大将だったし
ケンカは割と得意だったからさ
"勝った人の言うことを何でも聞く"っていうルールで決闘して、勝って、付き合って貰えるようにしようと思ってな
公園で、"円の外から出たら負け"ってやつで戦ったんだけどよ…
「戦ったけど…?」
瞬「あっさり負けた」
「えぇーっ!?」
瞬「まー簡単に、軽々と、だ」
「え、でも…こんな細くて小さいのに?」
俺も何かの間違いだと思ったよ
写真見ても分かるだろうが、結構体格差あるだろ?
しかも強虎はこんな見た目だ
ケンカなんてやった事ねぇ箱入り娘だと思ってたからな
でも実際はそうじゃなかった
強虎さ、あの歳で道場の師範を軽々倒したらしいんだ
「流石にそれは…師範さんも手ぇ抜いてたんじゃないの?」
瞬「『本気だった』んだとさ。考えられんだろ?」
「あ、あんまり強くない師範さんだったんじゃ…?」
瞬「お前全然認めねぇな…日本一を数十年独占してた"鬼"だったらしいぜ?」
「は…はぇー…」
まぁその時はそんな事知らなかったからよ
昼から、日が暮れるまで取っ組みあってさ
…全敗だった
それでさ、強虎に何て言われたと思う?
強『勝ったら何でも言うこと聞くんだよね?』
瞬『ぜぇ…ぜぇ…(そうだった…)』
強『じゃあ、"明日からも一緒に遊んで"!』
瞬『…そんなんで、いいのか』
強『うん!』
その日から俺達は、毎日アホみたいに遊んだよ
一応毎日、最低1回は決闘して
いつも負けて
その度に、あいつの遊びに付き合ってたよ
いつも負けばっかで悔しい思いもしてたが…
でも、毎日が充実してた
………本当に
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
110[わんわんおー](プロフ) - 鈴木美妃さん» ( 'ω')ﾌｧｯ!?ふぁふぁっふぁふぁふぁファンっすか!!!?うわーーーい!!!!あざます!!!あざます!!!!凄い嬉しいです!!!(煩い)本当にありがとうございます!めちゃくちゃモチベ上がります!!これからも頑張りますので、宜しくお願いします!! (2018年5月10日 16時) (
レス) id: 284d016709 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年5月10日 15時) (レス) id: 119e7f6cac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：110[わんわんおー] | 作成日時：2018年3月21日 23時
