75:縁 ページ29
轟side
会計を済ませると、近くにAが居た
轟「A」
「あ、焦凍!何か買ったの?」
轟「ああ、まあ...Aは?」
「さっき買ったよ〜(｀・ v ・´)v」
どうやら、俺よりも早く買い物を済ませていたようだ
店を出ると、陽がだいぶ沈み、街灯も点灯し始めていた
そろそろ家に帰って休むべき...なのだが
まだ、離れたくない
出来る事なら、ずっと一緒にいたい
＿＿＿このまま時が止まればいいのにな
「このまま時が止まればいいのにね」
轟「...え?」
...今、何て言った?
俺と同じ事考えてたのか...?
「洗濯物、まだ洗濯機に入れっぱなしだったの思い出した...帰りたくない...」
＿＿＿現実逃避かい
ちょっと少女漫画チックな俺のトキメキを返せ
ただ、いつも通り、少し抜けているAを見ていると、安心する
強引だけど、そのお陰で俺はAに出会えた
不意に笑みがこぼれる
ポケットから、先程買った物をAに渡す
轟「これ、プレゼント。今日といつもの礼も兼ね
て。今日はありがとうな」
「わあ!いいの!?ありがとー!」
Aは笑顔で受け取り、「何かな〜何かな〜」と、ルンルンで紙袋を開いた
が、直ぐに凍りつく
＿＿＿引かれたか...
要らなかっただろうか...俺のセンス無さすぎ...?
「.........ﾌﾌｯ」
轟「...?」
「あっははははは!!!!」
轟「!?」
突然、Aが笑い出した
腹を抱えて「ひぃー!!」と笑う
えっえっ(状況が読めない)
一体これはどういう状況なんだ...?
プレゼントして正解だったのか...?どうなんだ!?
「ごめん...ﾌﾌｯ、違うねん...ﾌﾌﾌｯありがﾌﾞｯﾌｫ」
轟「??...?」
「実は私からも...プレゼント...ﾌﾌｯあるんよ...」
Aは腹を抱えて震えながら
ポシェットから、さっき渡したのと同じ紙袋を取り出し、俺に渡した
さっき買った物か...?
でも、なんで俺に...?
袋を開ける
中から出てきた物は＿＿＿...
赤と白の三撚紐で編まれた、ブレスレット...
俺がAに渡した物と、全く同じだった
...というか、色違い
轟「これ...」
「いつものお礼にと思ったんだけど...ﾌﾌｯ
お互い、色違い選んでたなんて...!ﾌﾌｯ」
轟「......ﾌｯ」
一緒に吹き出す
今思えば、何が面白かったのか分からないし
ただただAにつられただけかもしれない
だげ、さっきまで真剣に悩んでた事が、馬鹿らしく思えた
それから、落ち着くまで俺たちは
笑い続けた
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博麗レミィ(プロフ) - 79話目で１のAが１の６になってますよ？これすごく面白いので好きです！ (2018年4月16日 18時) (
レス) id: 1929ac4674 (このIDを非表示/違反報告)
Tadashi Horimoto(プロフ) - 何処が駄作者ですか！？めっさおもろいっすよ！！これからも頑張ってください！！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: b94121db0d (このIDを非表示/違反報告)
110[わんわんおー](プロフ) - 雷光さん» わ"ー!わ"ー!!わ"ー!!!ありがとうございます!!!!うひょー!!!!!(ハイテンション) はい!!めちゃくそ頑張ります!!!!! (2018年2月4日 9時) (レス) id: 284d016709 (このIDを非表示/違反報告)
雷光 - 轟様にキュンキュンしちゃいました！パワーチャージ完了です！小説の続編楽しみにしながら待っていますから頑張って下さいね？ (2018年2月3日 0時) (レス) id: 681e9ae1c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：110[わんわんおー] | 作成日時：2017年12月26日 22時
