6:I can't remember 10 years ago. ページ8
完全下校が近づいてきているようで、
皆そそくさと帰っていった
「う...うへぇー....」
登校初日、なのもあるが、
とにかくさっきのが疲れすぎた!
机の上の鞄に顔ダイブして
顔を上げると
斜め前に座る人と目が合った
「...」
轟「...」
「〜〜〜〜〜〜〜ｯ!?!?(声にならない叫び)」
予想外の人物に
思わず飛び沿いて後退り
轟焦凍くん
朝、私の事を助けてくれた人だ
「((((((ºдº;;;;))」
轟「おーい」
ちょままちょままま(ガルパ感)
( º言º; )ちょとまてちょっと!?!?
なぁんでこっちに近づいて来てるんですかねぇ彼!?!?
壁際まで尻餅つきつつ後退り(高速)してると
ゆっくりゆっくり近づいてきた
ほんとにちょっとまって下さいなんで彼まだこの教室いるの完全に一人と思って変な声出してしまったし驚きすぎて逆に失礼なそれになってしまったし怒ってるんですかね私になにか報復しようとか思ってるんですかね(早口)
ていうか
轟くんの、顔
近くで見ると
ほんと...綺r
...
近 く で 見 る と ? ....!?
いつの間にか私との距離が縮まりすぎていて
彼の瞳に映る情けない私の姿が
ハッキリ見える近さになっていた
動こうとしても、何かの呪いにかかったみたいに動けなかった
轟「あの...」
「ふぇあ!?ひゃい!?!?(人外語)」
轟「立てるか?」
「へ?」
すっと手を差し出す
その指1本1本が細長くて
そのシチュエーションが
どこか異国の世界のように思えて
場違い感半端ないでぇ...という思考の元
申し訳なさで押し潰されそうになりつつ
彼の手をとった
今のといい、朝のといい、今日は轟くんに助けられてばかりだ
「あの、今日...沢山、助けてくれて、ありが、とぅ...」
もう今日は心身共に疲れてるんですフェードアウト気味で許して下さい
「ほ、ほんとにありがとうございました!そ、それじゃあ!さよならバイバイまた明日!!」
二人だけの空間に居づらくなったので半ば逃げるように教室を出る
あ"ー...テンパりすぎて謎に敬語だよ
それに最後のなんだよ...焦りすぎだぜ私...
「あっそういえば」
立ち止まって、彼の方を見る
「＿＿＿＿＿＿＿」
7:Re: I can't remember 10 years ago→←5:とにかく早く話終わらせたい、切実に
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作者名：110[わんわんおー] | 作成日時：2017年12月5日 22時
