28:こちら、メニューになりまっする ページ29
「...メニューに、なりまず....」
引きつった笑顔で接客されても怖いよ瞬木さん...!
6人掛けの席に案内された僕達は
復活の呪文の如きメニュー名を眺めていた
飯「『プールに浮かぶ☆熊さんカレー』
『お絵描きしちゃうゾ♡オムライス』
『プリティー♪ホットイチゴミルク』
...何だこれは、呪文じゃないか!一体何の料理なのか全く伝わって来ないぞ!」
茶「(ﾌﾞｯﾌｫ) ちょ、飯田君...!音読せんといて...!」
緑「あははへ、僕は一体どうすれば( ＾ω＾)」
茶「ちょ、デク君!戻ってきてー!!」
轟「...どれ選んで欲しい、A?」
「「「(一人超冷静な奴いた＿＿＿＿!)」」」
瞬木さんは、ふぅ、と溜め息を零すと
轟君の横に腰を下ろした
「えっと、個人的にホットケーキとかオススメだね。イチゴミルクも美味しいけど高いしなぁ...」
うーん、とメニューを見ながら唸る瞬木さん...
というか、さっきから思ってたんだけど...
メイド服、超がつくほど似合ってる!!
スカートは膝上まで、それにタイツも穿いていて、さらに長袖...!
目のやり場に困らないメイド服!初心者にも優しい!!
「って感じなんだけど、どうしよ?」
茶「じゃあ、私このハーブティー!」
飯「僕はこの『ちょっぴりビター☆ブラックコーヒー』を注文しよう!」
茶「だから音読せんといてー!!(ﾌﾞｯﾌｫ)」
「うぃ、で、緑谷君と焦凍は?決まった?」
緑「ﾋｬｯ!?あっ!ぼ、僕↑は...ホットケーキで...」
轟「じゃあ、俺はこれ」
轟君が指したメニューを覗きこむ瞬木さん
一瞬硬直して、顔がみるみる赤くなっている...
「本気でこれ...!?」
轟「ああ」
「か...かしこまりました...もう少々おもち...下さい...(白目)」
お待ちがおもちになってるよ瞬木さん...!
それに白目剥きつつふらふらしてるよしっかり!
飯「結局、君は何を頼んだんだい?」
轟「ああ、これだ」
...え!?
僕達も硬直するというか、轟君がこんなメニューを頼むとは意外というか!
ただ、僕達が願うのはただ一つ...
強く生きて、瞬木さん...!
29:お絵描きしちゃうゾ(白目)→←26:えっ何ここ(困惑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：110[わんわんおー] | 作成日時：2017年12月5日 22時
