20:盗み聞きをする時、コップを当てると聞こえやすいぞ! ページ22
リ「カーテン閉めるし、あたしゃなんにも聞いてないから、ゆっくりしゃべんな」
轟「...、ありがとうございます」
リカバリーガールはカーテンを閉めて
轟と私の二人きりになってしまった
なって...しまったのです...(重圧)
さっきの話を聞く限り、私また轟君に助けられてしまったようで...
なっさけねぇえええ....
もう何回目だよ...まじ...
これもう怒ってるよ...
話って「お前もういい加減にしろよ」的な、そういうあれなんですかね!?
死にたい...さっき死にかけたみたいだけど...
ちにたい....
轟「瞬木...」
「はい!教官殿!!大変!!!申し訳!!!!ございません!!!!!」
出せる精一杯の大声で詫びます!!
教官殿!申し訳ございません!(教官殿って何だよ)
ぶぅんと頭を下げる
轟「別に、怒ってないから」
「ふぇ?」
まさかの予想外の反応に頭を上げる
その時の、彼の表情は
泣きそうな顔だった
不意に抱きしめられる
!?!?!?
はい!?ほんとどうしてこうなった!?
「あのあのあのあの轟さん!?」
轟「じっとして」
「ひゃ、ひゃい!」
思わず返事しちゃったよぅ!
つーか
男の人って体でけぇ...
轟「無事で...良かった...」
「轟...君...?」
体の大きさに比べて、声が弱々しかった
それにちょっと...震えてる...?
轟「また...忘れられたら...俺...」
「轟君...?」
忘れられたら?
もしかして、私達...
昔本当に1度会ったことがあるのかな...?
「そういえば...」
轟「...?」
ゆっくり、体を引き離していく
「さっき、すごいデジャヴったんだけど...」
轟「さっき?」
「溺れてた時...轟君に助けられたの...デジャヴだったんだよなぁ...?」
轟「...」
さっきの轟君の発言"私が轟君の事を忘れる"
デジャヴ...
やっぱり、会ったことがある?
でも...どこで??
21:I can remember you!!→←19:へい、ぼーい!みつがーる!
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：110[わんわんおー] | 作成日時：2017年12月5日 22時
