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あれからどれくらいの日が過ぎたのだろうか。








繁忙期だからと募ったアルバイトの子達が仕事を各々習得し始め監督が要らなくなってたり、北斗の冬服を本格的に準備したり。







当たり障Aない冬の毎日を繰り返してあのカフェから2週間が過ぎようとしていた。






「お疲れ様でした」






そう声をかけて裏口から外に出ると見慣れた車とその横に鼻先を赤くして待ってる北斗。







「お疲れ様」






「ありがとう、北斗もお疲れ様」





「寒いね早く帰ろう、Aちゃん」







そそくさと2人で車に乗り込み、シートから感じる温もりに頬が緩む。







「シート暖めておいてくれたの?」









うん、え、ごめん熱かった?なんて焦った顔で運転しながらチラチラを私に視線を送る彼が愛おしくてくすっと笑ってしまう。






「なあに、なんで笑ったの」







「ううん、違う嬉しくて」



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家に着くと手洗いうがいを済ませて
2人同じ色のマスクを洗面台に置く。






「今日は俺が洗うね?」




「ありがとう」





丁寧にマスクを手洗いしてくれる北斗を少し見つめてから今日の晩ご飯は何にしようかなんて考えながら冷蔵庫の中を見つめる。






明日は2人共お休み。


だからってダラダラできるわけもなく、招待状作りに他にも色々朝から2人で取り掛かることがある。





明日のスケジュールも考えて、今日はカレーにしようと決めると後ろから抱きしめてくる北斗





「今日カレー?」





なんて耳元で囁くから身を捻る。





「明日バタバタしちゃうからカレーだと楽でしょ?」




そう言いながら北斗の方に振り向く






「流石俺の奥さん」









そんな言葉に照れ臭くなる。









そっか、私北斗の奥さんになるんだ。なんて改めて実感したりして。


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作者名:みりん | 作成日時:2020年12月5日 3時

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