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*
『いてててて…』
あれ、ここどこだろ。
見渡す限り“白”しかない。
壁も天井も床も全てが白い。
さっきまで寝ていたはずのベッドは
いつの間にか消え去り、
私の着ている服も真っ白なワンピースに
変わっている。
『どこだろ、』
まさか…殺されたの？
やっぱり信じた私が馬鹿だった。
誰にやられたのだろう。
あの色黒の人が一番怪しい。
「A？」
聞き覚えのある声に
体が勝手に反応し後ろを振り返る。
『お母様！』
それは紛れも無く亡くなった母で。
次から次へと溢れる涙をぬぐいながら
私は少しずつ母に近づいた。
「ひさしぶりね、」
『やっぱり私は死んだのね！』
「いいえ、あなたはまだ生きているわ」
『じゃあここはどこなの？』
見渡す限り白しかないここは
私には死後の世界にしか考えられなくて
やっと母の元へ行けるのかと思うと
胸が高鳴った。
「夢、といえばいいかしら」
『夢？』
「あなたが苦しんできたことは知っているわ」
『うん』
「でもそれ以上にあの人たちは苦しんだのよ」
『あの人たちが？』
お酒に飲まれてべろんべろんだったあの人も
八重歯が特徴的な村上さんも
みんな苦しんで来たのだというのか。
「あの子たちの小さい頃を知っているわ」
『彼らの小さい頃を』
「いつも笑っていたわ、ケンカっぱやくても」
母は優しく目をつむり微笑む。
よほど彼らを想っているのだろうか
私の好きだったあの笑顔でいた。
『お母様。あの人たちを信じてみたい』
「そうね、そのためには素直になることよ」
『素直に？』
「生きたいなら生きたい、と強くいいなさい」
『でもっ』
「誰も責めたりなんかできないのよ」
『…』
「あなたの人生よ、思うように生きなさい」
その言葉とともに母は光り輝き
あまりの眩しさに私は思わず目を閉じた。
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大谷きちゅパンだ(プロフ) - ☆パーニャン☆さん» ありがとうございます('ω')がんばらせていただきます!! (2014年8月16日 17時) (
レス) id: d8b25174b5 (このIDを非表示/違反報告)
☆パーニャン☆(プロフ) - 初コメさせて頂きます。大倉くんの優しさタバいっすね!!!(笑)09のエピ気に入ってまふ(*´∇｀*)お気に入り登録もさせて頂きました!!更新頑張ってください☆ (2014年8月16日 17時) (レス) id: c78aa84088 (このIDを非表示/違反報告)
大谷きちゅパンだ(プロフ) - りり∞さん» ありがとうございます！うれしいです！がんばっちゃいます(/・ω・)/★ (2014年8月12日 14時) (レス) id: d8b25174b5 (このIDを非表示/違反報告)
りり∞(プロフ) - 初コメ失礼します!パッチ小説ですね!もう,ガムの初めの登場シーンすっごい好きです//行動とセリフがツボすぎて…心配してるたちょの優しさに,もうウルってきちゃいました泣 即座にお気に入り登録させて頂きました!更新楽しみにしています♪陰ながら応援しています! (2014年8月12日 14時) (レス) id: 6487acf662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷 | 作成日時：2014年7月22日 22時
