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一目惚れ ページ7
竜太side
俺がAと出会っのは数年前、商店街のイベントでカラオケ大会が行われてた。
元々、俺が歌に興味があったのは親が知っていた。
その時に親父が……
父「おっ！竜太じゃん、お前これ出てみたら？」
ひょいっとチラシを見せてきた。
「なに？」
って商店街のカラオケ大会？
父「お前が本気で歌やりたいなら、ここで見せてくれ！」
俺は高校生の時の文化祭で歌ってから歌のお仕事に就きたいと思い始めた。
でも両親はやっぱり不安でいっぱいだし、コンビニをやっているから継いで欲しい。
それは分かってるけど…
俺はどうしてもアーティストになるのが夢だから、ここで歌ってやろ！
それで、両親に認めてもらって歌の学校へ行きたい。
「俺、このイベントでる！」
イベントまでカラオケに行きまくって歌の練習をした。
当日になり、イベントが開催された。
そこには商店街らしい人数のお客がいっぱいいた。
そろそろ自分の番になると激しく緊張が襲ってきた。
けど、これをクリアしないと、親父がくれたチャンスのがしちゃだめだ。
ちゃんと両親や友達たちがみにきてる。今日は楽しむぞ！
その時に自分の番がきた。
なんとか歌いこなしたけど……。あまりにの緊張で上手くいかなかった。
結果は2位。
自分的には優勝しないと意味が無かった。
友達は凄いよとかうまかったよとか言ってくれたけど俺は納得いかなかった。
その時、イベントを見に来てくれた女の子が声掛けてきた。
『あの〜。私、あなたの歌好きです。』
「えっ？」
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作者名：ayami | 作成日時：2021年8月28日 16時
