君は真夏の小悪魔？それとも魅惑の天使？ (ページ3)

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寄り道ページ3

ちょっと気晴らしに寄って行かない？
と竜太君に言われ寄り道しちゃった。

竜太君なら信用出来るかもいい人だし何だか落ち着く。
ゲーセンに入りクレーンゲームの所を2人で歩いていた。

「Aなんか欲しいのある？」

『そんないいですよ笑助けてもらったの私ですし。』

とかいいつつ、ついつい目で追っていたら竜太君の方が私の事気づいてくれ…

「Aの欲しいのこれでしょ？」

そうそう緑の怪獣みたいなゲームのキャラクターにでてくるやつ。
昔一緒に住んでたお兄ちゃんのあだ名と一緒だからこれ可愛いなって思ってた。

『うふふっ。竜太君凄いね。なんでわかったの？」

「やっとAが笑ってくれた。」

「よっしゃー！俺がとってやるからみてろよ！俺がAの事笑顔にしてやる。」

『なにそれー笑。私ならもうとっくに笑顔よ？』

いや、もっとだ。
といいながら竜太君が一生懸命私の為にぬいぐるみをとろうとしてくれていた。

しかし、ぬいぐるみはなかなか重くてとれなくて竜太君がガッカリしていてた。

『竜太君、もういいよ。お金無くなっちゃうし。』

「いや俺がかっこわりぃからこれだけわ……」

『じゃ、これで最後にしよ？』

うんと頷き、彼は悔しそうだけど最後の1回でって言ってくれた。

慎重にゲームを操作している竜太君を見てると思わず、ドキッとした。
竜太君ってあんな顔するんだー。
私とは初めて会うのにこんなにも真剣になってくれてる。
申し訳ないな？
と考えてるうちに………。

偶然にも奇跡がおきた。