君は真夏の小悪魔？それとも魅惑の天使？ (ページ18)

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「じゃ、俺から歌うわ。」

それは、おふざけモードの竜太君だった笑

『ねー。竜太君、お腹痛くなるからやめてー。笑』

「えっ？なんで？この曲面白いからいいじゃん？笑」

お腹を抱えながら笑ってると、竜太君まで笑っていた。
こういうの楽しいな。
今までにないくらい笑ったな。

『じゃ次私歌うね？』

「おっおう！Aの歌が聴けるなんて笑」

『じゃ、聞いてください。これが私の十八番です。』

私は自分の好きな曲を歌いあげた。

「ぐすっ泣」

って竜太君みると泣いてるし！

『えっ？竜太君どうだった？』

「凄くいい。この曲泣ける。俺やべぇーな。Aがこんなに上手いとは思わなかった。俺も負けてられねーな。」

『実は…私も歌が好きでお兄ちゃんと良くカラオケ行ってたんだよ？』

「そうだったのか…。Aの兄貴より、俺上手いといいな？それでは聞いてください。」

竜太君が曲を選択し、入れると、もう竜太君の高音と繊細な声が聞こえてきた。
お兄ちゃんとは全然違う歌い方で、この2人があったりしたら、どんなハーモニーが生まれるんだろ。
そんな事絶対にないのに、1人で思っていた。

竜太君が歌い終わると…。
勝手に涙がでてきた。

「えっ？Aも泣いてる？」

『ぐすっ泣だって竜太君の声、バラード曲めっちゃあって泣けるもん。』

そうしたら竜太君が、こっちにおいで？
って言ってくれて涙拭いてくれた。

「俺ら、2人ともカラオケで泣いてたらもたねぇな笑」

『竜太君ありがとう。』

私は、竜太君にハグをした。