君は真夏の小悪魔？それとも魅惑の天使？ (ページ14)

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竜太side

あのポスターを見た瞬間、俺は絶対に受けなきゃって思った。
けど少しだけ怖い部分はあった。

Aに再会する前に俺は何回か受けていた。
けどやっぱり受からなくて断念していた。

Aと再会してから、俺は絶対にアーティストになる。っていう意志が強くなっていった。

今度、カラオケ行ってAに披露する時は最高の歌を届けよう。

今はAに、受けるって事伝えないとな。

「あのさー。A…｡」

『どうしたの？そんな顔して…。竜太君らしくないんじゃない？』

「実は俺、そこに貼ってあったポスターのやつに受けることにした。」

『えー！！めっちゃいいと思う。だって竜太君の夢なんでしょう？私は竜太君の事応援する！』

Aにそんなふうに言って貰えるとは思ってなかった。まだ、俺たち再会してそんなに経って居ないのに、Aと一緒に居ると気が楽で益々好きになってく。でも、付き合うとかはまだ先の話しかな？
とりあえず夢への1歩へ向かわないと。
その前にAに俺の歌聞いてもらわないとな。

「エントリーはするけど、Aにちゃんと俺の歌聞いて欲しい。」

『私も今度一緒に行くカラオケ楽しみにしてるよ！受けるなら、私が竜太君をかっこよくしてあげる！』

「えっ？まじ？いいのか？じゃお願いしちゃおっかな？」

『まだ、見習いですがよろしくお願いします。あっお母さんがね？今度カラオケ行った後美容室空いてるから使っていいよ？って言ってたけどいいかな？』

「そんなのいいに決まってる。むしろ嬉しい！行きます！行かせてもらいます笑」