聖女なんて柄じゃないです【魔法使いの約束】 (ページ12)

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１１．別人？ページ12

ドラモンド「そ......、それは......」

クックロビン「い、言い過ぎですよ、大臣」

ドラモンド「おまえまで言うな！こうなったら、力づくでも、おまえたちを抑え込んでやる！」

わっ、武力行使！？

シャイロック「へえ、どうやって？みなさん、夢の中ですけど」

ドラモンドさんはそれを嘲笑うかのように言った

ドラモンド「ふふ......馬鹿め！外には兵隊たちが待機している！疲労しきったおまえたちなど相手ではない！それも、魔法科学兵器を装備した大軍......」

と、勝ち誇ったような笑みを見せる

？？？「《エアニュー・ランブル！》」

晶「......！？」
紬「あっ......」

そう思っていたら、ドラモンドさんが消えて服だけ残って.....いや、服の上に一匹のちっちゃいねずみさんがいた

ねずみ「チューチュー！」

そのねずみさんのしっぽを掴み上げて、窓から入り込んできた人......魔法使いさんはにやっと笑った

？？？「ニャーオ。食べちゃうぞ」

その魔法使いさんはエレベーターで会った男の人だった

シャイロック「どこに行っていたんですか、ムル」

ムル「月にお別れをしてた！」

カイン「月に？相変わらず、イカレてるな」

でも、少し......いやかなり別人みたい。まるで猫みたいになってる

ヒースクリフ「話は後だ。みんな、急いで！」

ムル「わかった！」

ムルさんは元気よく返事をして、ねずみさんが鳴き出した。そのねずみさんをクックロビンさんに放り上げ、慌ててキャッチ

クックロビン「あの、大臣は......！？」

シャイロック「半日もすれば元に戻ります」

結構長い？のかな。そんなことを考えているとムルさんが声をかけてきた

ムル「賢者様、聖女様、西の魔法使いムルだよ！賢者様と聖女様は飛んだ事ある？」

晶「飛......！？え......！？」

いや、さすがにないないと首を振る

ムル「じゃあ、俺と行こう！おいで！」

晶「わっ......！？」

紬「えっ！？」

カイン「こら、ムル！」

そうカインさんが言うが

ムル「《エアニュー・ランブル！》」

ムルさんは呪文を言い、箒を出した