103話 くすねる? ページ6
シノ「ファウスト。いくつか調べたけど全部なかった」
ファウスト「そうか」
ネロ「こっちもだ。埋葬品はどうする?」
ファウスト「埋葬品?」
何故、埋葬品?と思い、私も首を傾げる
ネロ「金目のものがそこら中に転がってる。持ち主もあの世にいる。
くすねない理由がないだろ?」
ファウストさんはネロさんを睨みつけた。私は私で、呆れたようにネロさんを見た
ネロ「あ、冗談冗談」
ファウスト「たちが悪い」
ヒースクリフ「祟られるよ、ネロ!」
悪い悪いって謝ってるけど、軽い
シノ「オレはネロに賛成だ。死者に金貨を渡すくらいなら、飢えた子供に与えてやればいいのに」
ヒースクリフ「死者の思い出が詰まってるんだ。亡くなった後も、その人たちのものだよ。だから······」
ヒースくんが話を続けようとしたその時、静かな墓地に音が鳴り響いた
ヒースクリフ「·····何かが落ちる音?」
金属の音みたいだったけど······
ファウスト「ネロ。その場で跳ねてみろ」
ネロ「くすねてないって!」
光「あんな冗談言うからですよ·····」
ネロさん昔やんちゃしてたのか?
シノ「あれじゃないか?ほら。あそこに首輪が落ちてる」
ヒースクリフ「首飾り」
シノ「首飾りな」
ヒースくんが言い直させたけど、そこは多分どっちでもいいとこだよ!
シノくんは首飾りに向かって歩いていく
ファウスト「シノ、待て。近づくな」
ファウストさんはシノさんを呼び止めた
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鈴 - めちゃ好きな物語です!続編楽しみにしてます! (1月8日 1時) (レス) @page10 id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:推しが可愛すぎ | 作成日時:2023年7月31日 22時