五年は組に忍たまじゃなくてくの一がいるらしい ２【忍たま乱太郎】

５１．目を開けると ページ3

·········ん、あれ私寝てた。ゆっくりと目を開けると天井が見えた。私、確か喜八郎の掘った穴に落ちて······それからどうしたんだっけ？






伊作「あ、気がついた？」


ミヤ「善法寺先輩······」



善法寺先輩がいるということは、ここは保健室か。薬草の匂いもするし





伊作「四年い組の綾部喜八郎がここまで運んできたんだよ」


ミヤ「喜八郎が？」


───────

数分前に遡る






喜八郎「失礼します」

伊作「やあ、喜八郎。どうしたんだい······！」






薬草の調合をしていた伊作が見たのは、五年は組の四季織ミヤを横抱きして扉の前に立っている喜八郎だった





喜八郎「僕じゃなくて、この人です」




伊作は急いで、布団をひきその上に喜八郎が四季織ミヤを寝かせた


女の子なので、できる範囲で診察をする






伊作「何があったんだい？」





診察をしながら、伊作は喜八郎に問いかけた






喜八郎「僕が作った落とし穴に先輩が落ちてて、話しかけている途中に眠ってしまったんです」


伊作「そう······運んでくれて、ありがとう」





喜八郎「いえ。それでは、僕は穴掘りに戻りますので」



───────




伊作「って、言った感じで」


ミヤ「そうだったんですか······」







後でお礼を言いにいかないと







伊作「疲労やストレスによるものだから、休んだらすぐ治るよ」



"今日はゆっくり休んでね"となんか笑顔だけど圧が感じる気がするけど······多分気のせいじゃない

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