26.予習の理由 ページ27
藤内「この間、ミヤ先輩に助けられてから、ずっと先輩のこと考えてて······おれ先輩みたいに強くて優しい忍者になりたいって思ったんだ!」
藤内······
藤内「最近、予習する時先輩の行動や仕草を見て真似しようとするんだけど、やっぱり上級生なだけあって全然ダメなんだよな······はやく先輩みたいに強くなりたいのに」
たく、真面目な藤内なら大丈夫。コツコツ積み重ねていくのが大事なんだし気にしないでもいいのに
しんベヱ「浦風先輩が四季織先輩に憧れていることは分かったんですけど、結局ぼくたちを抱っこした理由は?」
藤内「ああ、話が脱線してた!」
ゴホン、と藤内は咳払いをして改まって理由を話し始めた
藤内「この予習は······」
──────
ミヤ「っきゃあ!」
すると、四季織ミヤよりも少し低い背丈の影が現れ横抱きして受け止める
藤内「大丈夫ですか!ミヤ先輩!」
ミヤ「と、藤内っありがとう!」
──────
藤内「っていう感じで、もしミヤ先輩が危険な目に会った時おれも先輩みたいに横抱きして助ける練習!」
あはは!と笑う藤内
乱きりしん「······だァー!!!!」
ミヤ「っ!?」
乱太郎たちや私も思わず倒れる
ミヤ「そ、そんな予習しなくていいーーーー!!!!」
この日私の声が忍術学園中に響き渡ったのは許して欲しい
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作者名:推しが可愛すぎ | 作成日時:2022年11月15日 19時