理解 ページ38
｢うーん……。なんでって言われてもなあ。ゆまくんかっこいいしな。｣
なんでやろ、と首をかしげながら呟くりりり。
｢法律……守らなきゃだめだし。実らないし。｣
｢法律か！そんなこと考えてなかった！｣
りりりがのほほんと言った。
呆気に取られるA。
｢ゆまくんはおじさんになっていくけどAは成長やん！今からだんだん好きにさせていって……20歳になったらさ、告白したらいいやん！｣
あまりのポジティブさにジョニーは思わず吹き出してしまった。
｢なに笑ってるん！｣
りりりがぷくっと口をふくらませてジョニーを睨んだ。
ジョニーは笑いながら言う。
｢いつもAの大人ぶりには振り回されるなあ。単純なことだったんだよ、A。｣
Aはジョニーを見た。
｢子供扱いしないでよ。私は早く大人になりたい。｣
｢Aのそういう所が子供っぽい。それでいいんだ。でも焦らなくていい。これからもっと、色んな人と関わって、話して、大人になっていけばいい。｣
Aは歩みを止めた。
ジョニーとりりりも歩くのを止め、振り返る。
Aの涙ぐんでいた目は次第に波が引くように乾いた。
｢私、好きでいていいのかな。｣
Aの細い声に2人は頷く。
｢それまで、恋バナでもしようよ。｣
りりりは満面の笑みでAの肩を叩く。
ジョニーはまた頷いていた。
｢私、ゆまさんに見合うような人になりたい。｣
その意気だ、とジョニーは言った。
Aは朗らかに笑い、また歩み始める。
そして、まだ見ぬ20歳の世界に向けても歩み始めていったのだった。
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第2章【3年後の私。】coming soon!!!!!!!!
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くるみ。(プロフ) - 毎晩、寝る前の楽しみにしています。面白いです！これからも楽しませていただきます。 (2020年4月8日 0時) (
レス) id: 5a758f7779 (このIDを非表示/違反報告)
糯(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！前作でコメント返信できなくて申し訳なかったですm(_ _)mこれからも応援よろしくお願いします！ (2020年4月3日 17時) (レス) id: 133f118656 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - めっちゃ面白いです！一気読み・・・！もう気づけば追っかけです・・・。 (2020年4月3日 17時) (レス) id: e5bfab260f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：糯 | 作成日時：2020年4月3日 17時
