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焼肉 ページ15

「……分かりました。」


Aは衣装を受け取る。


「「いぇーい!!」」


ハイタッチを求めるテオくんとじんたん。


Aはなんだか同世代の男友達ができたような気分になった。


「着替えてきます。」


3分後。


衣装を着たAが更衣室から登場すると、スタッフの暖かい拍手で迎えられた。


気恥ずかしくて俯くA。


軽い化粧を終えて、最終カットを撮る。


曲が終わったあとに仲良くゲームをするシーンだ。


ただ、笑い合いながら友達とゲームをする。


Aにとってこれ程、非日常なことは無かった。


「はい、カット!」


全ての撮影が終了して、最終確認を撮影班とスカイピース、Aでする。


衣装の制服姿を何度かカメラマンに撮影された。


3人での写真もたくさん撮る。


「以上で撮影終わります!ありがとうございました!」


「「「「ありがとうございました!」」」」


現場の監督が大声で挨拶をして、各自解散となった。


着替えを終えたAはスタジオを後にする。


ビルを出たその先にはじんたんとテオくんがAを見つけて手を振った。


「お疲れ様です。」


Aは笑顔で言った。


「今回はどうもありがとね。また近いうちにさ、企画とかでコラボしよう。」


「はい!もちろんです。」


テオくんが握手を求める。


Aは少し戸惑ったがしっかりと手を握った。


「このあと時間ある?」


じんたんが時計を見ながらAに尋ねた。


Aは自分の腕時計を見る。


時刻は午後5時を少しすぎたくらい。


「特に無いです。」


ぱぁっと顔が明るくなるテオくんとじんたん。


「じゃあ、このあと飲みに……じゃなくて、一緒にご飯食べない?」


「飲みはダメ!ちゃんと俺らもソフトドリンク飲むからさ。」


キラキラ眩しい笑顔を向けられるA。


普段は仕事終わりの大人とのご飯には行かない主義だったがAは頷いていた。


「あ、でも……私、今、お金があんまりなくて。安いとこでお願いします。」


手を合わせるA。


「なにいってんの。奢るから好きなとこ言いなよ!」


「こっちは大人だぞ、舐めんなよー。」


Aの頭を撫でながら優しく微笑む2人。


Aはえ、と遠慮しながらも答えた。


「じゃあ、叙々苑で。」


「「……やるねえ。」」


「嘘です。」


結局焼肉が食べたい3人はいちばん近くにワンカルビあったのでそこに行くことに。


「よっしゃ!行こー!」


「「おー!」」

妹→←英雄



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くるみ。(プロフ) - 毎晩、寝る前の楽しみにしています。面白いです!これからも楽しませていただきます。 (2020年4月8日 0時) (レス) id: 5a758f7779 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!前作でコメント返信できなくて申し訳なかったですm(_ _)mこれからも応援よろしくお願いします! (2020年4月3日 17時) (レス) id: 133f118656 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - めっちゃ面白いです!一気読み・・・!もう気づけば追っかけです・・・。 (2020年4月3日 17時) (レス) id: e5bfab260f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年4月3日 17時

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