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YUMA ページ26

「おいで。」


「うん。」


従順な犬。


「今日は俺、いっぱい仕事してきた。」


Aに呼ばれて同じくソファに座る。


「えらいね。」


柔らかい髪の毛を撫でる。


何度もカラーリングしているのにサラサラな髪はAの手を滑った。


「だから俺はご褒美が欲しいの。」


にやりとわらってAの肩をとん、と押した。


受け入れるかのようにソファを背に仰向けになる。


「Aの、昨日の動画良かった。綺麗だよ、A。」


「ありがと。」


手を取り合った。


大きな手がゆうまの手が、小さなAの手を包み込む。


不服そうに呟いた。


「俺はどうしたら、Aを惑わすことが出来るのかな。」


動じないAの表情はゆうまを不安にさせていた。


「え?」


きょとんとしたその顔が憎たらしくて。


どうにか表情を自分のものにしたくて、キスをする。


柔らかい2人の唇はゆっくりと離れた。


顔を赤らめるA。


ゆうまは満足そうに微笑んでAを軽々しく持ち上げ、自らの膝の上に乗せた。


「照れたね。ちょっとはどきっとしたでしょ。」


「そんなの……」


Aはじっと見上げるゆうまの視線に耐えきれず、目を逸らした。


「狡いな、目、逸らすのだめ。」


頬を手で挟んで視線を合わせようとする。


Aはゆっくりと力を抜いて、ゆうまの首に手を回した。


「わー。」


わざとらしい声を出しながら、ゆうまが後ろに倒れる。


いつの間にかAがゆうまを見下ろしていた。


「次はAからしてよ。」


自分の唇をとんとん、と指でつつく。


しかしゆうまは後悔した。


本気のAにはいつも、適わない。


「ゆうまが悪いんだよ。」


「まっ」


「またなーい。」

SIRAHAN→←私。



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ゆきみ(プロフ) - 面白いので読ませてもらってます!SLHにいたらほんとにありそう!シラハンのスペル、「SHIRAHAN」ですよ! (2021年3月27日 21時) (レス) id: f33b8fe151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月13日 10時

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