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表現者と ページ18

どうも、Johnnyです。


今、ホテルの一室でAさんと打ち合わせ中。


今回のMV制作での修正点を結構、真面目にやってます。


体調不良から少し回復したAさんの目はやる気に満ち溢れている。


僕はこの人のセンスを10年ほど前から信じていたけれどやはり着いてきてよかったと思う。


ちなみにここは六○八号室、部屋割り的にはAさんの部屋だ。


六○七はしらはんくんとからすくん。


六○六は僕とりょうくんとゆまさんの部屋である。


Aさんは他のメンバーがいると気が散るようなので先程まで押しかけていた4人を追い出して今に至る。


あとで僕はきっとボコボコにされるだろう。


「─────────たいから……って、ジョニさん聞いてるかい。」


やべ。


「はい、聞いてます。」


「ふざけんな耳の穴かっぽじってよく聞け。」


Aさんはとっても手厳しい。


でも、Aさんの横顔はあまりにも綺麗だからついつい頭の中で色々考えてしまう。


「はい。かっぽじります。」


「やめろ気色悪い。」


ちなみに僕は(・・)この人に恋愛感情は向けていないことだけは言いたい。


メンバーはというと……恋愛感情を遥かに超越した愛を向けている。


と、僕は推測している。


キスしたいとかハグしたいとか、そんな域は既に20代で超えているだろう。


仲間としての愛はもちろんのことだが、Aさんという人間がこの上なく好きだと伝わってくる。


ああ、表現しにくいけど言葉や絵にするのが難しい愛のカタチがあるのだなぁ、とSLHメンバーを見る度に痛感している。


「──────────ってことでOK?」


「はい!」


「うっし、じゃあみんなのとこに───」


だから僕は伝えたい。


表現者を活かすこの仕事をしている者として。


「Aさん。」


きっと僕は今とても生真面目な顔をしているだろう。


Aが振り返ったその不思議そうな顔でよく分かる。


「お?」


いつも通りの気の抜けた返事。


「僕の作品にソロで出てもらえませんか。」


頭を下げた。


これは正式な仕事のオファーだ。


「テーマはAの人生。ドキュメンタリー。貴方が歩いてきた道を、これまでの道をまとめたい。」


Aさんはぽかんとしていた。


全てが絵になる人だなと言えば、軽々しいだろうか。


こう言おう、全てを絵にしたい人だなと。


「いいよん。」


ぐっと親指を立てるAさん。


Aさんらしい。


「ありがとう。」

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ゆきみ(プロフ) - 面白いので読ませてもらってます!SLHにいたらほんとにありそう!シラハンのスペル、「SHIRAHAN」ですよ! (2021年3月27日 21時) (レス) id: f33b8fe151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月13日 10時

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