剥ぐ殴る ページ17
｢勝手に荷物漁るのには抵抗がありまして。｣
Aの裾に手をかける。
｢いや、勝手に人の服に脱がす方に抵抗を持｣
｢うるさい。｣
はだけた着物からAの鎖骨をなぞった。
声にならない叫びとはこの事だ。
顔を真っ赤にしたAは動きが止まる。
あっという間に着替えさせ終わった。
満足。
｢うんうん、29にしてはいい身体し｣
｢しゃらぁぁぁあ！！｣
Aは俺のみぞおちを殴った。
痛いいいいい。
布団に潜り込むA。
そしてぼそっと言った。
｢ありがと。｣
なんだよ、可愛いやつめ。
俺も布団に潜り込む。
｢なんでだよ。｣
｢いいじゃん、腰とかさすってあげるよ？｣
｢……むむむ。｣
Aは大人しくなる。
そしていつの間にか眠りについた。
脱ぎ散らかした着物を片付けようとベッドを離れる。
｢……ん。｣
｢……反則だわ、A。｣
俺の着物の裾を掴むA。
目を覆って心を鬼にし、手をそっと離させた。
ラフな格好に着替えて隣のベッドに横になる。
KARASUAの介護あざす。
スマホ見てたらからすから通知が。
グループーラインだしなんだよ、みんな気づいてたのか。
たしかに旅館から近かったしもしかして早めに帰る予定だった？
おうよ。
YUMA変なことすんなよ。
RYOしたらギタギタにしてやる。
怖い怖い。
した、といえばした？
まあでも寝たら忘れるAなので罪なし！
もうぐっすりですよ。
KARASUもうちょっとで着くー
りょーかい
せっかくだし撮っとこ。
うん、かわいい。
｢おーいなにしてるの。｣
うおっ。
｢写真撮ってるの。｣
｢えー俺も俺も。｣
みんな帰ってきたようだ。
ジョニさんもにこにこしながら俺らをカメラに収める。
これは、思い出用かな？
｢俺らも着替えるかー……って、しらはん。｣
ゆまがAの脱ぎ散らかした着物を見る。
｢呉服屋の娘がこんな脱ぎ方するはずないよね……。｣
りょう、怖い。
｢……なるほど。｣
多分全てを察したからす。
ジョニさん助けて……。
｢｢｢おまえええええ｣｣｣
｢ぁぁぁぁぁあ｣
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ゆきみ(プロフ) - 面白いので読ませてもらってます！SLHにいたらほんとにありそう！シラハンのスペル、｢SHIRAHAN｣ですよ！ (2021年3月27日 21時) (
レス) id: f33b8fe151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：糯 | 作成日時：2020年3月13日 10時
