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#番外編 苦くて苦い【青】 ページ8

藤井side



そんなつもりじゃなかったんや





ちょっと、嫉妬させようと思っただけやのに。





誰もいないカフェでキスをするAと濱ちゃん




俺はバイクを蹴り、無気力に崩れ落ちた。









_____俺はずっと、Aが好きやった。





ちょうど親友の濱ちゃんと同じ時に好きになってたから




なら、どっちが落とせるか対決しよかって話になって。




まぁ相手が濱ちゃんやし、正直余裕ぶっこいとった。



やけどまぁ濱ちゃんの方がAと関わる時間が多い分チャンスはあるってことやから



あのくだらんカフェにもできるだけ毎日通うようにした。




それで今日、いつも通りカフェのドアを開けようとしたら




「もう濱ちゃんボケてきとんのとちゃう!?」



っていうまぁまぁ大きめな声が聞こえた。



濱ちゃんが怒られてるんや、いい気味やなとか思って入ったら




笑顔のAと濱ちゃん。




一応冷静を装ってその後も対処したけど



やっぱり黒い感情が渦を巻く。



なんであんなに仲ええの、、



Aは俺に堕ちてるんやろ?



俺に愛されたいんやろ?



濱ちゃんなんかにあんな笑顔向けんなや、


嫉妬心でアイスとコールドのくだりなんかクソ笑えんかったし。


でもAには嫌われたくないから笑っといた。内心は全く別の事考えてたけど。



しかも濱ちゃんがわざわざ俺にAが俺の事で騒いでたって言ったのも策略やと思う。



アホでもずる賢い濱ちゃんのことやから、わざとバラすふりして俺を油断させようとしたんやろう。



それにまんまと引っかかった俺は焦りから



ちょっとAを嫉妬させてみようと思って



スマホでそこら辺の女を呼んで



バイクに乗らせて帰る予定やった。



そしたらAも「彼女かな?」って焦って告白してくれるかなって思ったから。




やのに、相手の女が勘違いしがって


Aが見てる中、キスしてきたんや。


それを見た時のAの顔は


あまりに苦々しくて直視出来なかった。


慌ててその女を突き飛ばしてAを見たけどもうそこにはいなくて。


その後しばらくその女に怒鳴られて


やっと解放されて見てみたら2人で向かい合って話してて。


多分、そこで行けてたら未来は変わってた

やけど弱い俺にはそんなこと出来へんくて


ただただキスする2人を眺めて勝手に落胆して。

苦くて苦いこの気持ちを抱えて、逃げた。

”星が綺麗ですね”

END

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Pino;)(プロフ) - 星さん» ありがとう! (2018年9月15日 19時) (レス) id: f49c2e47d9 (このIDを非表示/違反報告)
- 見る見るw (2018年9月15日 19時) (レス) id: b35a32a87c (このIDを非表示/違反報告)
Pino;)(プロフ) - 星さん» ありがとう笑これからも更新するつもりやから見てくれるととんでもなく嬉しい!! (2018年9月9日 21時) (レス) id: f49c2e47d9 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白い!思い付くのが凄い! (2018年9月9日 20時) (レス) id: b35a32a87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pino;) | 作成日時:2018年7月18日 22時

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