虹に溺れてる【ＷＥＳＴ】 (ページ28)

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Aside

「ん、寒い...」

ただいま12月25日、めっちゃ寒い...

あ、ちなみにお揃いのものはクリスマスプレゼントも兼ねてるんやでー(*´▽｀)ﾉﾉ

桃「なー。寒いなぁ。こっちおいで？」

うわぁ、引き寄せられたぁ...

心臓に悪いっ！！

桃「...っ///」ギュッ

きゃーーーーっ！！！

手握られたぁぁ!!!!!!!!

焦ってのんちゃんを見る

4年目のくせにね、イチャイチャしだしたの最近やから照れんねん//

桃「そんな見んとってやぁ//」

「ごっ、ごめん」

桃「ええよそらさんで。ほら、こっち入れてみ」

そう言ってのんちゃんはのんちゃんのコートのポケットの中に2人の繋いだ手を入れた

うわぁぁぁぁ♡

「...ん、あったかい、？」

桃「ほれ、ココアやで。飲み？」

なんかのんちゃんがめっちゃかっこいい...

「...かっこい」

あ。言葉に出てしもた…

桃「ちょ、それは反則っ//」

のんちゃんは頬を赤らめた。

可愛いなぁ、もう。

「ココア美味しい。ありがと、のんちゃん！」

桃「いーえ。」

なんか今日ののんちゃんめっちゃかっこいい...

いつもがハムスターやったら、今日はオオカミってぐらい。笑

なんというか紳士的やなぁ...

桃「そや、こっちにも入れてみ？」

のんちゃんは思い出したように言い、繋いだ手を逆側のポケットに導く

なんの躊躇もなく入れると...

「固い。。なにこれ？」

角張った何かが手に触れた。

のんちゃんは私を見つめるとその角張ったものを取った。

「...っ//」

どうしよう。なんも言われへん。

それはなんと、指輪の箱やったから____

桃「今年の記念日は、僕とこの指輪と苗字をお揃いにして下さい。」

お手本のように綺麗な姿でひざまずくのんちゃんを前に、私は涙が堪えきれなかった。

この一瞬のために沢山頑張ってくれたんだろうなとか。

のんちゃんの震える手とか声とか。

色々なことを考えてしまい

のんちゃんが愛おしくてたまらなかった。

「もちろん、ですっ///」

その瞬間、私を包み込んだ彼の体が

暖かくて冷たくて。

一生忘れないだろうな、と思った。

END