虹に溺れてる【ＷＥＳＴ】

#2 ・ ページ26

Aside





今日はいつもより望が抱きついてくる。







嬉しいけど、そんなん言うたら恥ずかしいし...







でも記念日やから。







今日ぐらいはちょっと頑張ろうって決めたんです。








桃「んー何にしよっかな」







「去年はなんやったっけ」






もちろん覚えてるけど、、






やっぱり私って可愛くないな






なんで望はこんな私と4年も一緒にいてくれるんかな？








桃「...とか言って覚えてるんやろ？どうせ笑」








あ、そっか。







望は全部理解してくれてるんや。






私の言葉の裏







いわゆる”ツンデレ”なのをわかってくれてるんや。






やけどいつまでも望に甘えてばっかりじゃあかんな...







ちゃんとカップルらしく、甘えてみよ...//









「...お、覚えてないわけないやんかっ//」








桃「えっ」







「お揃いのペアネックレスやろ...？」







望が戸惑ってる






私なんか悪いこと言ったかな.....？









桃「...A。」







うわぁ、なんかこっち向き直ってきた！








なになに...







もしかしてツンデレじゃない私は嫌いなんかな？









桃「可愛い。好き。もっと甘えて♡♡」







そう言って今までないくらい強く抱き締められた









「ちょっ、、くるし//道端でなにやってんねん！//」




非リアからの目線が痛い...








でも嬉しいわ。





甘えるのもいいかも、、







もしかしてこれが俗に言うバカップルってやつ！？






そんな事考えてたらいつの間にか望が後ろから抱きついてた。



戸惑う暇もなく望の口が私の耳元に近づいてきて...





桃「これからのんちゃんって呼んでくれるんやったら離してあげる」




囁かれました。




キュン死してしまうぅぅ...






でもいつもここで望...のんちゃんが余裕ありまくりなのがちょっと気に入らへん。



よし、甘えるって決めたし！




桃「！」






のんちゃんの手をぐっと引っ張って






しゃがませる







身長デカすぎるんじゃ！




そこも好きだけど//







そこから耳元で






「のんちゃん。のんちゃん。大好き、愛してるよ」





って囁いてあげた。






ずっとのんちゃんが突っ立ってるままだから(放心状態)先に歩き出すと





まぁあれ。いわゆる”NHK”(二の腕引っ張ってキス)された。



やっぱりのんちゃんには適わないな、笑





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