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#2 ・ ページ3

濱田side


なーんかさっきからAが元気ない。ため息ばっかり。



ちょうど藤井さんが帰ってからかな?



・・・恋のお悩みやろうな。よし、濱田さんいっちょ助けてやりますか!!





紫「Aさーーーーん」



休憩してたAの隣に座った。



「なんですか?」



紫「あんまりため息つかんほうがええで?幸せ逃げてくって言うし」



「え、ため息なんかついてました?」


あれ、無意識やったんかいな



紫「おん。てかお客さんおる時にはつかんとってな?」



「どうせあんまり来ないじゃないですか」



ん、ツッコミはいつも通りやな。


(てかこれでいつも通りってどんだけ俺舐められてんねん)




紫「そんなことないし!!・・・まぁ、誰も来んから濱田がお話聞いたりましょか??」



「ええんですか??」



紫「特別やでー」


「いつでも聞いてくれるくせにw」って笑う姿も何処と無く空元気に見えるなぁ・・・


Aはちょっとだけ手元を見つめてからポツポツと話し始めた。



「・・・さっき、藤井さん来たじゃないですか。」


紫「おん」



「めっちゃ嬉しかったんですよ。話してても・・・なんて言うか、恋してるなーって感じで」


ちょっとだけ口角が上がったように見えたのは気のせい??


「やけど見ちゃったんですよ。藤井さんが・・・お店出た時・・・濱ちゃん厨房行った時です」





「・・・ふじ、いさんが、グスッ」


紫「ゆっくりでええから、落ち着いて話し?」


「ありがとう・・・・・・グスッ」


瞬きせずとも出てくる涙にほんまに辛いんやなと思った。





今の俺は背中さすってあげることぐらいしか出来へんな・・・


しばらくしてちょっと落ち着いて、また話し始めた。


「藤井さんが、大っきいバイク乗って。美人な女の人乗せてたんです。」



紫「そうなんや・・・でもお姉さんとかかもしれんやん?」


「・・・・・・キス、してたんです」





紫「・・・」






このたった16歳の少女が、その現実を1人で抱えて。さらに僕に話すことはとんでもない勇気が必要なことはボケてる僕でも分かった。


紫「・・・辛かったな。もう大丈夫や」


「・・・もう、嫌です。消えてしまいたいです」


消え入りそうな声で言ったA。


思わず僕は





抱き寄せてた


.Next

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Pino;)(プロフ) - 星さん» ありがとう! (2018年9月15日 19時) (レス) id: f49c2e47d9 (このIDを非表示/違反報告)
- 見る見るw (2018年9月15日 19時) (レス) id: b35a32a87c (このIDを非表示/違反報告)
Pino;)(プロフ) - 星さん» ありがとう笑これからも更新するつもりやから見てくれるととんでもなく嬉しい!! (2018年9月9日 21時) (レス) id: f49c2e47d9 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白い!思い付くのが凄い! (2018年9月9日 20時) (レス) id: b35a32a87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pino;) | 作成日時:2018年7月18日 22時

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