前世の記憶を取り戻したい【童磨】【鬼滅の刃】 (ページ46)

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カナヲside

Aは瀬奈さん達に連れて行かれてから、炭治郎たちを避けるようになった

私が話しかけてもごめんと言うだけだった。

炭治郎「A！どうしたんだおかしいぞ！」

「ごめん、関わらないで」

瀬奈「Aちゃ〜ん！早く来てよぉ」

「分かった！今行く！」

ずっとこんな感じだ。

Aの顔を見てれば分かる。笑ってるけど、時々悲しそうな顔をするの。

そういえば今日で修学旅行終わりだ。

あの上弦の事は、どうするんだろう。

すると、瀬奈がAに話しかけた

瀬奈「ねぇねぇ〜」

「……なに？」

瀬奈「わたしぃ、お金無くてさぁ〜ちょっと頂戴よぉ」

「昨日取ったじゃん、もう使い切ったの？」

……昨日、取られた？お金を…？

瀬奈「そうなのぉ、だから、頂戴？」

瀬奈がAをギロりと睨んだ。
別に怖がる様子も無いけど、少し焦っていた

「分かったよ」

瀬奈「きゃあ！ありがとぉ」

Aは財布から現金を出した

結構な額を渡している

瀬奈「ええ！昨日よりも少ないっ！！けど、私優しいから？許してあげる！」

そこに、次は善逸が来た

善逸「おいお前ら」

「………」

瀬奈「わぁ！善逸くん！！どぉしたのぉ？
まさか、私にぃ、会いに来たの？」

善逸「違ぇよ。お前らに連れて行かれてからAちゃんがおかしくなった。どうせお前らが何かしらしてそうしたんだろ？」

瀬奈「え？そ、そんなわけ……」

善逸「だったらなんでAちゃんから"苦痛"と"悲しい" 音がするんだ？」

瀬奈「っ！！お前…！！」

瀬奈さんは、Aを勢いよく睨んだ

「…………いい加減にしろよお前」

Aは善逸を殴った

善逸「……は？Aちゃん…」

「私が関わりたくないから関わってないだけだから。何でも瀬奈達のせいにするのやめてくれない？」

善逸「で、でも…！！」

「だから、うるさい。関わるなって言ってんじゃん。それともなに？もう一度殴られたい？」

炭治郎「Aやめろ！！」

Aは、炭治郎の頭突きを避けて善逸の所に押した。

炭治郎と善逸はぶつかって転んだ

そんな姿を見て、Aは悲しそうな顔になりながら出ていった

「………瀬奈、行こう」

瀬奈「そうね！」