このまま一生、《鬼滅の刃》end1-2

現る ページ1

そろそろ会議も終わりに近づいてきた。

もうじきお館様から判決が言い渡される事だろう。



そう1人考えていた。








？「ふぅん、君達の中ではそんな風になってるんだ〜

こいつら馬鹿だねぇ、Aちゃん？」


頭上から聞き覚えのある声がした。







バッと振り返るとそこには、




深い碧の目。整った顔。

＿＿そして双眼に刻まれた《上弦 零》の文字。






月雪がいた。





月「やっほー馬鹿な柱の皆さんと産屋敷君〜」



彼は手をひらひらさせながら私の頭を肘掛にして寛いでいる。






1番早くに動いたのは水柱さん。



正確には《動こうとした》だが。



水「刀が(無い)……！？」



蟲「！？！？皆さんのも無い！」




月「うーん、柱って本当に強いのぉ？
みんなの刀持ってってるのに誰も気づかないんだもん。」


その煽りとも受け取れる発言に風柱さんと、音柱さんが動き出した。

風「オラァァ！刀なんかなくても殺してやるぜｪ！！」


音「祭りの神に敵うと思うなよ！？」



そう言って月雪に殴りかかる。

が、



月「え、本当に柱？遅すぎじゃない？」



そう言って風柱さんの刀を取り出すと、鞘の部分で2人の顔面を殴り飛ばした。



2人は屋敷の壁に思い切りぶつかった。


意識はあるものの、状況が把握できていないようだ。








月「てか！こんな奴らの相手するために来たんじゃなかった！！


Aちゃんの無罪を証言しに来たんだよ！！

まぁ、正しくは血鬼術で作った分身でなんだけどね。」




彼は笑いながらそう言った。







……証言？

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