堕ちる ページ3
冨岡side
天宮が鬼になった。
しかも自分の意思で。
愛川を虐めに虐めた上に鬼になろうとは、鬼殺隊どころか人間ですら無いのでは無いか。
そう思っているうちに一瞬で鬼と天宮が消えて、鬼だけが戻ってきた。
月「人間のAちゃんには人を殺さない食べないって約束したけど、今は鬼だし、柱だから良いよね〜」
どうやら集まってきた俺らを殺す魂胆らしい。
その言葉を聞き、こちらも全員が抜刀。臨隊体制に入る。
月「さぁ、誰からでもかかっておいで〜!」
戦いの火蓋が切り落とされた合図だった。
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天宮side
……意識の暗転から目を覚ます。
ふと気がつけば夜はすっかり更けて、少しだけ欠けた月が浮かんでいた。
動こうと体を起こすと、いつもの色が無い。
ふわりと肩から流れてきたのは黒。
幼い頃、あれだけ憎かった白い髪が、黒曜石の様に黒く染まっていた。
気がつけば身体中にも少しだが、変化が起こっている。
(……あぁ、私は鬼になったのか。)
あれだけ憎かった鬼に自分がなるなんて夢にも思っていなかった。
しかし案外鬼も良いものだ。
今迄の重圧に潰れそうだった心が、すっかり軽くなっている。
そう考えて立ち上がり、さっきから聞こえていた刀の音がする方へ向かう。
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流花*。゚+(プロフ) - Zeroさん» コメントありがとうございます!返信遅れてしまい申し訳ないです。条件、どうしましょう←(まだ考えてない)気分で作っているものなのでその時思いついた物になるかと思います!!なかなか更新できないですが、チラッとでも見てくれると嬉しいです! (2020年9月13日 7時) (レス) id: 740beba36d (このIDを非表示/違反報告)
Zero - エンド分岐とても面白いです!夢主ちゃんこれから喰われるかもしれないのですが、喰う代わりの条件を月雪に与えるのですか?「アイツらだけは許せないから代わりに復讐してくれ」な感じで。 (2020年7月13日 21時) (レス) id: 8b3c4733c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流花*。゚+ | 作成日時:2020年5月24日 21時