怖いの ページ15
「な、なんで？」
『だって……』
その問いにAは微笑みながら答えた。
『人は簡単に死んでしまうでしょう』
まるで、大人が子供に言いきかせるように。
「！……そんなこと『あるんだよ』」
『人は強くて弱い。
死ぬはずがないと思っていた人が、
少し前まで目の前で笑っていた人が、
次の瞬間には赤色に染まっていることもある。』
焦凍くんが唇を噛んでいることがわかる。
ごめんなさい、そんな顔をさせてしまって。
それでも
『私は怖いの』
あなたが
『人が自分の目の前から消えるのが』
悲しい思いを
『自分が消えて、悲しむ人がいるということが』
しなくてすむのなら……
『怖いの』
私はいくらでも
『だから、私は一緒にいられない』
あなたを突き放す。
「「⋅⋅⋅⋅⋅⋅」」
『ごめんなさい。こんな暗い話にするつもりはなかったんです』
「「⋅⋅⋅⋅⋅⋅」」
『さぁ、エンデヴァーが帰ってきてしまいますよ』
「Aちゃん！」
『冷さん。どうかなさいましたか？』
「……な、何でもないわ」
『そうですか』
ごめんなさい。
『おかしな冷さん』ｸｽﾘ
なるべく早くいなくなるので
『エンデヴァーさんを出迎えにいかなくていいんですか？』
私のことを忘れてください。
「えぇ、焦凍は部屋に戻ってなさい」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい」
「じゃあ、Aちゃん。いきましょうか？」
『はい』
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小雪(プロフ) - 碧佳さん。ありがとうございます！今のところ幼少期が終わったら設定をのせる予定です。 (2020年2月9日 16時) (
レス) id: d2a4995c6e (このIDを非表示/違反報告)
碧佳 - 小雪さん» あの、設定があるなら欲しいです。夢主ちゃんの容姿とかを説明していただけると嬉しいです。更新頑張ってくださいね！ (2020年2月9日 15時) (レス) id: f33055e332 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - イマツギさん。ありがとうございます！更新できるようにがんばります！ (2020年1月19日 21時) (レス) id: d2a4995c6e (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね！更新頑張ってください！ (2020年1月19日 19時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - ベルさん。ありがとうございます！がんばります！ (2020年1月14日 20時) (レス) id: d2a4995c6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有紫亜 | 作成日時：2020年1月13日 9時
