story 33 ページ34
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2月に入ると、どこの店でも
バレンタインという行事に便乗し始める
去年までは
リア充の行事だなーなんて呑気に考えていて
毎年恒例渡してる
章ちゃんとお父さんのチョコは
市販のものだった。
そんなこんなで
リア充になった今年は
バレンタインというものに参加せねばならぬのです。
『……カップケーキ…トリュフ…ガトーショコラ……』
サ｢……手作りか」
『……た、助けて…』
サ｢…知らなーい…」
『薄情な奴め！！！』
バレンタイン特集が載っている雑誌を買い
読んでみてはいるけど
…なかなかハイスペック
お菓子作りなんてしないから
私には未知の世界。。
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帰宅をしてすぐ
お母さんに、
珍しいことしてる…明日雪降るんじゃない？
と怪訝そうな顔して言われ
うるさいうるさいと言いながら
買ってきた材料を出す
早速作り始めてみるけど
全然うまくいかなくて半泣き
ネットに頼り、サヤちゃんにも電話をし
泣きながら作ってるカップケーキが
塩辛くならないか心配だ。。
気づけば時計の針は朝の6時をさしていて
やっと完成したものを綺麗に箱詰めし
完璧なカップケーキが入っている袋を持ち
顔面が終わってる自分の体を気合で起こし
学校へ向かった
街中がバレンタインで浮かれていて
私も
少しだけ便乗して
心がドキドキ
サ｢Aおはよ……って、顔大丈夫？笑｣
朝からまぁまぁ失礼なこと言ってくるサヤちゃんだけど
確かに、と自覚済み。
眠い…
サ｢眠過ぎて異物混入してないよね？」
『そこちょっと心配してる実は』
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昼休み
学校内ももちろんバレンタイン一色で
女の子たちは可愛いラッピングを持って
廊下にぞろぞろいる
お、大倉くんもらってる
あ、錦戸くんも
あそこは長蛇の列だなぁ
２年生のフロアに行くと
やはりB組の教室前は女の子で溢れていて
｢すばる〜」
｢ヨコ〜」
｢村上〜」
あの御三方が独占中
渋｢うわー、お前ら作ってきたん」
あ、先輩！
教室のドア付近に先輩が登場
『せんぱ…』
渋｢俺いらんわ。そない食えへんし。
俺やなくて他の人にあげて」
…え。
女の子たちはブーイング
ほら、邪魔やから帰れ帰れ
って先輩は言ってて
私も
教室に戻るしかなかった。
先輩は私のこと見えてたかな、
いらない、って言ってた。
ちゃんと事前に聞いとけばよかった
こんな張り切って
徹夜して馬鹿みたい。
…最悪だ。
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ちさき(プロフ) - すごい続き気になるので更新待ってます！！ (2017年9月28日 2時) (
レス) id: dc066c72bf (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - なにこの展開！安田君めっちゃいい人やん！えー渋谷君とどっち選ぶか楽しみ！更新めっちゃ楽しみに待ってます！ (2017年2月12日 21時) (レス) id: 73f13953fa (このIDを非表示/違反報告)
みるきん(プロフ) - 渋谷先輩かわいすぎます、、萌えます、、更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2017年1月8日 17時) (レス) id: 87b233c6e5 (このIDを非表示/違反報告)
麗流(プロフ) - うん。もう、やばいです(は？)可愛い過ぎですよ、すばる君。更新、v(*⌒0⌒)v頑張って♪ (2017年1月7日 14時) (レス) id: d4500d4647 (このIDを非表示/違反報告)
青色おーの(プロフ) - あかーん！！可愛い！可愛すぎて、、、///もうやばい(笑)読んでてにやけ(笑) (2017年1月6日 23時) (レス) id: da2f5ba71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばあつめ | 作成日時：2017年1月3日 9時
