暗殺者達とほのぼの生活

28話 ページ29

店員「お待たせいたしました、当店オリジナルブレンドのコーヒーでございます。」

A「ありがとうございます。」

プロシュート「熱いから気をつけろよ。」

A「はい、いただきます。…美味しい…」

口に含んだコーヒーはほろ苦く、それでいて苦すぎない優しい口当たりだった。豆のいい香りが鼻を通り抜けていく。

A「本当にありがとうございます！とっても素敵なところに連れてきていただきました。」

プロシュート「気に入ったなら良かったぜ、そろそろ帰るか。俺はよくここに来る、今度お前も一緒に来るか？」

A「是非！次は日替わりケーキも頼んでみたいですね。」

プロシュート「俺はあの中じゃあシフォンケーキが一番好きだな。」

A「もう実食済みとは…羨ましいです…」

車に乗り込んで今度こそアジトへ帰る途中、私はプロシュートの方へ向いた。

プロシュート「どうした？」

一瞬チラリと横を見て私に質問した。

A「プロシュートと2人で話せて嬉しかったです、たまには寄り道も新鮮で悪くないですね。」

その言葉を聞いてプロシュートは優しく微笑み

プロシュート「…そうだな。」

と、短く返した。

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