暗殺者達とほのぼの生活

20話 ページ21

ギアッチョ「おっせぇよ！てかなんだその大荷物！」

リゾット「莫大な金と情報データとワインだ。」

ウキウキした顔のリゾットがそうギアッチョに返す。

ギアッチョ「あんたなんで金につられてんだよまったく…リーダーなら舞い上がってる2人を止めろ！」

プロシュート「せっかくお前の好きなワインも手に入れたんだけどな。」

ギアッチョ「仕方ねぇな早く帰るぞ。」

A「一番チョロいのあなたです。」

並んで走りながら嫌味と嫌味のぶつかり合いを繰り広げていると、車まで戻ってきた。急いで乗り込んで荷物をトランクに乗せる。

A「えっ、ちょ、あのスーツ姿の人もしかして生き残りですか？！」

ギアッチョ「チッ、めんどくせぇなクソッ…」

リゾット「轢き殺せばいい、行くぞ。」

アクセルを勢いよく踏んで目の前の敵を轢き殺した。豪邸の敷地内に大きな水たまりがあったのでそこへ突っ込んで雑に血を洗い流すと、大通りへと出る。

A「任務完了、ですね。」

プロシュート「あとはその紙袋に入ってる髪の毛渡せば完璧だな。」

リゾット「帰ってすぐ本部の方に送ろう。A、初仕事立派だったな。」

プロシュート「初めてにしちゃあ手際よかったぜ。」

ギアッチョ「…俺たちに遅れを取ってなかったところは褒めてやる…」

A「ありがとうございます！もっと上手くなるように頑張りますね！」

ひとまずは初仕事、ミッションコンプリートみたいだ。

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