4話*居場所 ページ7
【レトルト】
キヨ｢…？どうしたんだレトさん。突然慌てて｣
俺の慌てぶりに気がついたのか、キヨ君は問いかけてくる
そんなの今は応答してられない
レトルト｢ごめんっキヨ君！俺行かなきゃ｣
立ち上がり廊下をかけていく
レトルトらしくない態度にキヨは驚いた
キヨ｢はっ？おい、どうし＿｣
最後まで聞かず外へ出る
どこにいるんや…A
キヨ君に聞いとけばよかった……！
レトルト｢ごめんなさ…い、通してくださいッ｣
人混みを掻き分けてとにかく走る
空はもう夕方だ
時期に暗くなってしまう
路地の角を曲がる…とこで
歩いて来た人とぶつかってしまった
しまったっと思いとっさに頭をさげる
レトルト｢あ、すみません…！｣
恐る恐る顔を上げると相手はキョトンとしていた
怒ってる…んか？
だが目の前の人はパアッと顔を輝かせた
P-P｢！？ あ、レトさん！｣
レトルト｢P-P…｣
一気に肩の力がぬける
相手は友人のP-Pだった
彼は肩に鞄を下げており、おそらく学校帰りだ
この様子を見る限り俺になにか話したいことがあるんだろう
どうしよう…今は話に付き合う暇はないんだよなぁ
レトルト｢俺、ちょっと用事あるんや。またなっ｣
手を振り駈け出す
だがパシッと手首を掴まれた
なんだよ急いでるのにっ……！
P-P｢ねぇ、それってAちゃんの事？｣
足がピタリと止まる
？
なんでこいつが…なにか知ってるんか？
レトルト｢Aがどこにおるか知らん！？
さっき電話かかってきたんや…それでっ｣
P-Pの肩を掴んで問い出す
態度の変わりようにすこし驚いた顔をした
P-P｢えっ、ちょっと落ち着いてレトさん！
話した訳じゃないんだけど、朝に美術館に入ってくのを見たんだ｣
レトルト｢それってどこ！｣
P-P｢えっ？えっと…ちょっと待って｣
P-Pはポケットから携帯をだしていじりはじめた
多分場所がわからなかったんだろう…なんで重要なとこだけ！
P-P｢あっここ！ゲルテナ展を今やってるみたい。｣
画面をこちらに見せてくれた
ゲルテナ展……なんか、聞いたことがある………？
レトルト｢ありがとっ｣
俺は再び走りだした
続く (更新停止中)
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東(プロフ) - みるのさん» コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ありません(^_^;) (2016年2月5日 20時) (
レス) id: d47ad167c6 (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年1月18日 18時) (レス) id: 0c4ce49c45 (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - わたがしちゃんさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう頑張ります^^ (2016年1月15日 20時) (レス) id: d47ad167c6 (このIDを非表示/違反報告)
わたがしちゃん(プロフ) - 新作おめでとうございます！Ib大好きなので楽しみにしてます！ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3d74967231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東 | 作成日時：2016年1月11日 23時
