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_三十一訓 ページ32

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結婚式乗り込み事件が終わった後Aは埋まっていた高杉を引きずり出して鬼兵隊へと帰って行った。
狗神家との交渉はこの後のことも全て破談となり鬼兵隊的には悪い結果で終幕。万斉がブチ切れていたものの、ヘラリとした彼女の態度に怒る気も失せてしまった。最悪阿伏兎にでも伝えれば変わるだろう。

また子はAが自分の慕う高杉の姉であるということを耳にしてやけ酒タイム中。そんなまた子に会いに来たAは神威達を連れて飲み会をしようと大量の酒を持って訪れたのであった。


「「かんぱーい!」」


Aは持っていたグラスの半分ほどを飲み干して笑顔で言う。


「ウエディングドレスって憧れるけど辛い?」
「そうですね。着た瞬間脱ぎ捨てたかったです。でもAさんの花嫁衣装絶対似合いますよ」
「照れる〜上手いこと言うじゃんか泣きぼくろちゃん」
「千和です」


半分に減ったAのグラスにまた酒を継ぎ足す女性_千和。また子は思わず残り少ない気力で突っ込む。


「この子私のこと格好いいって言うの」
「どこをどう見てかっこいいと思ったんスか」
「眼帯の人を埋めた時惚れました。体格差があるのに立ち向かう姿が……。それに結婚式で“ちょっと待った!”なんてドラマ見たいじゃない?」
「泣きぼくろ夢が叶ったね」
「千和です」


意気投合(?)中の二人の周りには薔薇が咲いてしまっている。こんなにも美人なのに中身は二つ三つと欠けている。似た者同士と言うやつか。


「所で晋助殿の姉と言っていましたが失礼ながら補佐殿の年齢は?」
「見た目より全然年ッスよね…」
「何、見た目より年って。人が気にしてるところついてくるとかもしかしてへそ出し娘サディスト?」
「てっきり年下かと思ってた」
「殴っていい?」


神威に向かってナイフを投げるが軽々避けられてしまう。
話を戻すが年齢の話になって少し頬を染めて恥ずかしそうに言った。


「………ギリ二十代」
「その顔で?」
「いい加減にしてくれる?」
「見えないッス!年齢詐欺ババア」
「だからギリ二十代って言ってるだろ、そこまでお前と変わらない」


喧嘩を繰り広げ二次会は過ぎていきましたとさ……「まだ終わってない!」

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設定タグ:銀魂 , 第七師団 , 鬼兵隊   
作品ジャンル:アニメ
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水渚桃華 - 七瀬未来さんへ まだ少ししか読んでないですがこの作品面白いです。更新待ってます。 (2020年2月20日 17時) (レス) id: 3a85905bbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2020年2月18日 19時

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