人魚と王子と永久の愛と (ページ38)

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俺何してんだろ

悪いことしちゃったな

ベッドに突っ伏しているとドアが開いた

この足音はジェイドでしょ

何しに来たの

ジェイド｢どうしたんですか。｣

心配なのは分かるよ

フロイドが死にかけてるからね

けどさほっといてくれよ

ジェイド｢わざわざ僕のベッド使ってまでフロイドと距離を置きたいんですか。｣

それはごめん

だって部屋帰ったらフロイドいるし

はぁ

とため息をついたジェイドはベッドに入ってきた

お前そんな趣味あったか？

不思議に思っているとジェイドはそのまま俺を抱きしめた

ジェイド｢フロイドの代わりと言っては難ですが。｣

はぁ。こいつ分かってる

いつも一緒に寝てるせいで一人で寝れなくなってるって

ジェイド｢僕の兄弟の事頼みますよ。｣

いつの間にか寝ていたようだ

体格もフロイドとほぼ同じだからかな

A起きた～？

いつもより低いその声にゾッとした

いつの間にジェイドと入れ替わったんだ？

フロイド｢ねえ。なんでオレのこと避けるの。

オレAと一緒にいたいの。

なんで。｣

さっきまでとは違う
明らかに消え入りそうな声

ごめん

フロイド

｢俺も一緒にいたい。

けどフロイドも皆も俺より先に死んでいくんだよ。

それを見届けるなんて出来ない。

フロイドが死んだ後どう生きろってんだよ。

そうなるぐらいなら今から離れたい。｣

フロイド｢なんだよそれ。｣

｢ごめん。

俺のわがままだってわかってる。｣

『じゃあさ× × × × × × 』