フロイドくんは小鮫ちゃんを構いたい (ページ37)

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マジフト上へ向かうとサバナクローが暴れていた。
主にレオナ先輩だが。

え、なにこれオバブロするの？
オバブロって流行りだっけ？

そう呑気に考えているうちにラギーくんが苦しみ始めた。

あ、これヤバいやつね。
と思えばジャックくんがオオカミになり、油断した隙にリドルくんが首をはねる。

わーおすごーい。

けど、それを取っ払うほどの魔力が溢れててきた。

｢フロイド～？これオバブロするよね？｣

フロイド｢するね～。｣

今回は何もしなくて良いかな。

ケイト｢あ、いたいた。
リドルくんに引き続きレオナくんもやばそーなの。
来てくれない？｣

そう言ってけーくんに引きずられるまま前方へ連れていかれた。

荒れ狂う大会会場

砂が舞い上がり、かなり大変な状況だ

｢どーするのこれ。｣

ケイト｢えー、オレに聞かれてもら分からないなー。｣

大会前に体力使いたくないしな。
みんなと同じように魔法かけてればいいかな。

｢デュース大釜出して。｣

デュース｢え？大釜ですか？｣

｢はいせーのっ。｣

デュース｢いでよ大釜！｣

声をかければ慌てて魔法をかけるデュース
それに合わせて俺も大釜をイメージする

デュースの魔法に上乗せして
より強力な大釜をだせないか

ドーンと激しい音と共に普段よりも大きく重そうな大釜が落ちていた

｢もう1発行ける？｣

デュース｢行けます！｣

｢jast a doll｣

俺の魔法を弾こうと一瞬気が緩む

デュース｢いでよ大釜！｣

その場にいる人たちが魔法で対抗するなか、俺らは大釜をぶつけた。

2度目の直撃でレオナ先輩は倒れた。

｢お疲れデュースくん。｣

はぁ。疲れた。
大会前に動きたくないんだけど。

フロイドの所に帰ろ。

フロイド～～フロイド～～

前方にフロイドを見つけた。

｢フロイド！｣

といいぎゅっと抱きついてみる

フロイド｢ど～～したの？？｣

質問には答えずにしばらくフロイドを堪能する。
言い方がキモイだろうか。

サイズ的にも落ち着くんだ。

フロイド｢珍し～ね。｣

そう言って頭を撫でてくる。
俺をなんだと思ってんだ。

十分に匂いを吸い、気合いを入れ直してから離れる。

｢頑張れそう。｣

フロイド｢へ～。良かったね。｣

そうこうしてる間に大会は始まる