フロイドくんは小鮫ちゃんを構いたい

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アズール｢当日の準備は進んでいますか？｣


アズールとジェイドが出店を担当するので俺はマジフトのメンツ決めと育成の方を任されている


｢メンツこれでいいしょ？｣


と紙を渡す


アズール｢1年を入れたんですね。｣


｢1年の方が指示に従ってくれるからさ。
片方は魔法使うのが上手いやつで、もう片方はホウキに乗れてたやつ。｣


メンツ的には俺ら2年4人と3年1人と1年2人


アズール｢それもそうですね。
3年共は司令塔に逆らいますからね。

今年は優秀ですね。｣


そう。後輩に支持されるのが嫌なのか逆らう人が数名いるのだ。いい先輩はメンツにも入れたが、強くても残りのやつは入れていない。


アズール｢作戦は考えていますか？｣


｢大まかにはね。
定番なのだと、フロイド達に暴れさせてそっちに意識が行った隙を狙うとか。｣


アズール｢本当に定番ですね。｣


｢パス連携だけに重心を置くしかないよ。
火力で押して勝てる寮じゃないんだから。｣


アズール｢それはわかっていますよ。より重要なのは出店の売上と期末試験の結果ですから。｣


メガネをクイッと上げながら話すこいつはイケメンか


｢とりあえず俺はホウキに乗るかな。
他乗れるやつは｣


と言いかけたところでアズールが咳払いをした


アズール｢私は乗りません。｣


｢だよな。2年は俺だけ。
1年と3年は1人ずつホウキ持たせるわ。｣


アズール｢そうですね。｣


｢いざとなれば俺のホウキに乗ればいいからさ。
落ち込むなってアズール。｣


そういえばちょっと早口で


アズール｢落ち込んでなんかいません。｣


と返してくる


可愛いねぇタコちゃん






フロイドとジェイドがペアと見せかけて、俺がフロイドを乗せていってもいいんだよな。

意外性が大事だからな。




まだ時間はある

しっかりと作戦を練ろう

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