フロイドくんは小鮫ちゃんを構いたい (ページ21)

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時は流れ何でもない日のパーティー

けーくんに呼ばれ席に着いた
ハーツラビュルの寮服ってオシャレだよね

｢招待してくれてありがと。
今日のリドルくん一段とかっこいいね。｣

ケイト｢だよねー！寮長服着てるから威厳も倍増って感じ！｣

｢トレイ先輩は帽子も被ってて。イケメンが増し増しだよね。｣

ケイト｢それな！ねえ、オレは？？｣

なんて顔を提げて上目遣いで見てくる
なんて罪な男なんだよ

｢かっこいいよ。｣

と言えば
だよね！だよね！
と嬉しそうに笑い出す

はあ。なんて罪な男なんだ

と談笑していたが
次の瞬間叫び声が聞こえた

どーやらハーツラビュルの1年坊主がやらかしてしまったらしい

あーあ
現寮長はリドルくんだから命はないね

なんて見ていたが、思ったよりもことは深刻そうだった。けーくんやトレイ先輩が駆け寄って後輩ちゃんを庇ってる。
俺はハーツラビュルのルールとやらはそこまで分からないが、それを破ったらリドルくんが許さないことは理解している。

さすがのリドルにはどれも逆らえない。
トレイ先輩もけーくんも後輩を見捨てるしかないようだ。

じゃあタルトだけは救ってあげますか。

｢リドルくーん。じゃあそのマロンタルトは寮の冷蔵庫に入れてくるよ。
何でもない日のパーティーに持ち込むのが禁止でも、その後食べる分にはいいでしょ？？｣

リドル｢はあ。オクタヴィネルに持って帰っても構わない。｣

｢はい。寮長。
美味しく食べとくね。｣

疲れた表情でそう言う
パーティーは続くらしいが居心地が悪いし帰ってしまおう

｢じゃあタルトが腐っては行けないし、ここで帰らせてもらうよ。
ありがとねリドルくん。｣

とだけ言い残し大量のタルトを回収してオクタヴィネルへと帰る